北京五輪
選手の熱いドラマをお伝えします
【国際】ロシア軍参謀次長「撤退開始」 グルジア和平履行へ一歩2008年8月18日 22時26分
【モスクワ、ゴリ(グルジア中部)18日共同】グルジア・南オセチア自治州をめぐる情勢で、ロシア軍のノゴビツィン参謀次長は18日、紛争地域からロシア軍が撤退を開始したと述べた。ロシアやグルジアが署名した6項目の和平原則はロシア軍の戦闘開始前の地域への撤退を規定しており、撤退開始により、同原則の履行に向けて一歩を踏み出した。 だが参謀次長はどこから撤退を始めたか明らかにしていない。グルジア中部の要衝ゴリには侵攻したロシア軍部隊の一部が残っており、撤退がいつ完了するかは不明だ。 ロシア軍は同自治州境界から約10キロのグルジア領内について「緩衝地帯」とする方針で、今後も同領内での警戒活動を続けるとしている。そのため撤退が完了しても両国の対立が続く構図に変わりはない。 ロシア軍は停戦合意後もゴリや西部ポチなどの占拠を続けたほか、グルジアの首都トビリシから約40キロの地点まで侵攻。同国の東西を結ぶ主要鉄道の橋を爆破した疑いも持たれている。
|