90回全国高校野球選手権大会最終日(18日、大阪桐蔭17−0常葉学園菊川)決勝こそ大差をつけられたものの、常葉学園菊川の快進撃を支えたのは堅守。その中心にいたのが大会を通じて何度も好プレーでチームをもり立てた二塁手の町田友潤内野手(3年)だ。「全体的に自分の思い通りのプレーはできた」と堂々と言った。
優勝した昨春の選抜大会から主力として活躍。春夏連覇を狙った昨年の雪辱こそ果たせなかったが「最後にこういう形で終われて幸せ。いい高校野球生活だった」と総括した瞳に涙はなかった。
常葉学園菊川・野島投手
(2番手で登板するも7失点)「もう一回、戸狩にいい形でつなぎたかった。優勝するだけあってすごくいい打線だった」
常葉学園菊川・酒井遊撃手
(先頭打者で無安打)「(福島由は)決勝の相手にふさわしい高校ナンバーワン投手だった」
常葉学園菊川・中川右翼手
(4番。二塁打1本に終わる)「チームとしては楽しめた最高の大会。打てなくてベンチに入れなかった3年生に申し訳ない」
常葉学園菊川・伊藤中堅手
(安打は八回の1本のみ)「戸狩に助けられっぱなしだったので、打って助けてやりたかった」
常葉学園菊川・栩木捕手
(戸狩について)「ずっとひじが痛そうだった。コースに気を付けてリードしたが打たれた。向こうが上だった」
常葉学園菊川・萩原投手
(3番手で登板。七回に2点本塁打を浴びる)「何が何でも0点に抑えるつもりだったが、力が足りなかった」