日本への豚肉輸出、8年ぶり再開へ
2000年2月に口蹄(こうてい)疫が発生したことで韓国産豚肉の日本への輸出が中断しているが、全羅北道長水郡長渓農工団地の冷凍食品メーカー(株)サンズウェルが今年中に輸出を再開できる見通しとなり、期待が集まっている。
サンズウェルは韓国国内ではあまり消費されることのないモモ肉やヒレ肉を加工して日本に輸出するとしている。生肉は輸出できないが、加工肉は日本の衛生基準に合わせて加熱処理を行えば輸出が可能だ。
全羅北道は17日、「日本への豚肉輸出再開に必要な加熱・加工のための工場を建設できるよう、サンズウェルが農林水産食品部に支援を申し出たところ、国から50億ウォン(約5億2800万円)の融資を受けられることが確実となった」と明らかにした。
さらに全羅北道は「8年ぶりに再開される日本への豚肉輸出でもあり、余りがちな部位の在庫も減らすことができるため、政府も積極的な支援の意向を表明している」と説明した。
国からの支援が実現すれば、サンズウェルはソーセージ、ハム、焼き豚などの加工工場を建設し、日本の農林水産省から衛生検査を受けた上で輸出を開始する。10月ごろには政府からの融資も実現する、と全羅北道は見込んでいる。
サンズウェルは豚肉の輸出再開に向け、今年に入って日本の大手食品会社の伊藤ハムと交渉を行ってきた。伊藤ハムは1キロ当たり5000ウォン(約528円)から7000ウォン(約740円)の価格なら、サンズウェルが1日に加工できる10トン以上の量を安定して販売できると説明しているという。
全羅北道で畜産物の安全管理を担当するパク・テウク氏は、「中国では豚肉価格が上昇し、日本ではギョーザ問題などで中国産食品の安全性に対する不安が広まっていることから、韓国産豚肉が進出できる可能性が高まっている。韓国の養豚基盤を拡大するのに大きなプラスとなるだろう」と述べた。
サンズウェルは05年末に長渓農工団地に入り、超低音冷凍技術でビビンバやナムル、漬け物などを生産して日本や米国、ロシアなどに輸出している。
キム・チャンゴン記者
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