用意するもの | 解説 | 参考画像 |
30cmキューブ水槽 (ガラス蓋、マット付き) |
コトブキ クリスタルキューブ300がオススメ。(3000円くらい)
なお、ガラス蓋は付けない人も多いが、不意に水槽に物を落とすことの防止にもなるし、蒸発した水分が蛍光灯に直接あたって寿命が短くなったり感電などの事故を防ぐ上でもあった方が良いと思う。 ただし水槽いっぱいのサイズのガラス蓋だと外掛けフィルターをつけられないので注意すること。 あと水槽の下に敷くウレタン状マット(ダンボールみたいなやつの場合もある。)も保温や水槽破損などを防ぐ効果があるので用意したい。
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底面式フィルター |
ニッソー バイオフィルター30がオススメ。(500円くらい)
なお次の項目で述べる「外掛け式フィルター」と直結して使用するのだが、そのままでは「外掛け式フィルター」の取水パイプの外径とサイズが若干合わないので加工する必要がある。 しかしその方法はいたって簡単で、バイオフィルター付属のパイプ(細い方)の先端部をガスコンロなどであぶってやわらかくし(あぶりすぎないように!)、そこへ「外掛け式フィルター」の取水パイプをグリグリと抉り入れて形を慣らすだけである。
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外掛け式フィルター |
テトラ OT−45がオススメ。(2000円くらい)
前述の底面式フィルターと直結して使用します。(付属のストレーナーは使用しません。)
実はこれも改造して使うと濾過能力がアップしてGOODです。
改造内容としてはフィルターに付属しているバイオバッグと言う濾材を取り外し、かわりにアクリル等で濾過槽に仕切りをしてリング状濾材を詰め込むと言うもので、詳細はうまく説明できないので「OT−45、改造」をキーワードにしてグーグル等で検索してください。(無責任?!)
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スポンジフィルター |
テトラ ニューブリラントフィルターがオススメ。(1000円くらい)
エアレーションの目的もあるので24時間連続稼動で使ってください。
底砂のセッティング状況やフィルターの取付け方によっては吐出口が水槽から飛び出してしまうので、その場合は適時パイプをカットして使ってください。
なお、裏技としてワンランク小さいビリーフィルターにブリラント用のスポンジをつける方法もあります。
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エアーポンプ |
水作 水心SSPP−3Sがオススメ。(1500円くらい)
前述のスポンジフィルター用です。
動作音が非常に小さいエアポンプです。
エアホースも忘れずに購入しておいてください。
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サブの底砂 |
コトブキ ろかジャリがオススメ。(敷砂タイプ2kg 1000円くらい)
ろ過材の機能を持った底床用砂利。
基本的にはソイルが吸い込まれないように底面式フィルターのすぐ上に2cmくらいを目安にして敷きます。
水槽セット直後の水質を安定させる働きもあります。
なお、粒の大きさが”普通”と”細目”の2種類ありますが、底面濾過なので”普通”が良いと思います。(カメ用のろかジャリでもOKです。)
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メインの底砂 |
ADA ソイル アマゾニアがオススメ。(3リットルで700円くらい)
pHが安定するばかりでなく、エビもモスも絶好調。成功の秘訣はこのソイルにあると思います。
前述の「ろかジャリ」の上に3〜4cmくらい敷きます。
こちらも粒の大きさが”普通”と”パウダー”の2種類ありますが、やはり底面濾過なので”普通”をオススメします。
なお、ソイルの効き目には寿命があり、飼育状況にもよりますが半年〜1年くらいのタームでリセットを覚悟して置いてください。
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保温器具 26℃(固定)
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ニッソー ミニオートネオ60がオススメ。(60W 1000円くらい)
これは信頼性があれば、どこのメーカーでも良いと思います。
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水温計 |
日動 マルチ水温計がオススメ。(デジタル式 700円くらい)
これも信頼性があれば、どこのメーカーのどんな製品でも良いと思うけど、この商品のように室温がわかったり、最低最高温度がメモリできると夏場の温度管理などにも活用できます。
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照明器具 |
テトラ ミニライトML−13Wがオススメ。(2700円くらい)
30cm水槽用の照明器具ならどれでも良いと思いますがインテリア性も考えてこの商品を選びました。
なお、24HタイマーでON/OFF制御すれば手間も省けるし長い時間照明を照らしすぎてコケコケになるのも防げます。
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夏場の高温対策1
クールファン |
ジェックス スリムファン(簡単クリップ式)がオススメ。(2400円くらい)
インテリア性を考えると、このスリムファンが最適でしょう。
ACアダプタで駆動しますので感電の心配も少ないです。
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夏場の高温対策2
クールサーモ |
ジェックス ファン専用サーモスタット FE―101がオススメ。(2100円くらい)
クールファンを自動的に制御してくれて、冷えすぎや過剰な水の蒸発を抑えます。
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モス付き流木 |
始めはショップで売っているモス付き流木がオススメです。(2000円くらい)
もちろん気に入った流木にご自分でモスを巻きつけても問題ありません。
モスは普通のウィローモスよりも南米ウィローモスのほうが成長も遅くトリミングの手間が省けるでしょう。
なお、ショップで販売しているモス付き流木には、エビ愛好家の間で通称”ゲジ”と呼ばれ忌み嫌われているミズムシと言う生物がついてくることがありますのでトリートメントには時間をかけるようにしましょう。
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作業 | 解説 |
1.器具の洗浄 |
水槽をはじめフィルターやヒーター、はたまた温度センサーにいたるまで 水に入れるものや触れるものはすべて水道水で水洗いしておきましょう。
(ただし洗剤は使わないでくださいね。)
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2.底砂の洗浄 |
この作業はセラミック製の「ろかジャリ」のみ行います。
作業方法は、お米をとぐのと同様に洗う水が透明になるまで行います。
一度にたくさん洗おうとせず少しずつ洗うのがコツです。 (やっぱり洗剤は使わないでください。)
なお、ソイルは洗浄の必要がありません。 (洗浄すると粒がつぶれてとんでもないことになりますので決して洗わないでください。)
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3.水槽の設置 |
平らで安定した台を用意する。(振動の多い場所やテレビなど電気器具の上は避ける。)
水槽の総重量は30kgくらいなので、それに耐えられる台を用意すること。
なるべくなら水温上昇防止やコケ防止のために直射日光があたらない場所を選んでください。
場所が決まったら、ウレタン状マットを敷きその上に水槽を置く。(ぐらつき等無いことを確認する。)
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4.フィルターの取付け |
まず底面式フィルターを水槽の中に置き、次に外掛け式フィルターを水槽のふちに掛けて底面式フィルターと直結する。
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5.底砂を入れる |
底面式フィルターの上に洗浄済みの「ろかジャリ」を2cm程度敷き、さらにソイルを3〜4cm敷く。
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6.その他器具の取付け |
モス付き流木、ヒーター、スポンジフィルター、水温計などを所定の位置に取り付ける。
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7.水を入れる |
ソイルの説明書の通りソイルの上にビニールなどを敷き静かに水を入れる。
3分の1程度水を入れた状態で濁りが多かったら一度水をすべて捨てて、再度入れなおす。 7〜8分目程度水を入れた状態でソイルに入っているごみが浮いてくるので取れる範囲で掬っておく。
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8.電気器具のチェック |
A.ヒーターに電源をいれ動作を確認する。
B.外掛け式フィルターに呼び水をいれ動作させる。
C.エアーポンプに電源をいれスポンジフィルターが動作するのを確認する。
D.照明を取り付け電源をいれ動作を確認する。
このまま数時間様子を見て、水漏れや各器具に以上が無いことを確認し 問題なければ最終的な位置まで水を補充する。(水温も忘れずにチェックすること。)
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9.水つくり |
すでに別の水槽で魚等を飼育していたり、ショップや友人から出来上がった水 (バクテリアの繁殖した水)がもらえる場合は、翌日その水により100%の換水を行う。 (もしも換水用に100%の水量が確保できなければ、その量だけでも可。)
さらにそのまま一週間程度水をまわしておく。
もしも出来上がった水が用意できない場合は、「バクテリアの元」を買い求めて使用して下さい。
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10.エビの導入 |
ショップやオークションでエビを10〜30匹程度用意します。
エビが到着後、数時間かけてじっくりと水あわせをした後にエビを水槽に導入します。
水あわせの方法は「レッドビーシュリンプの飼育繁殖法」のページを参考にしてください。
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