【ドバイ=加賀谷和樹】クウェート政府はフィリピン、ミャンマーを含むアジアの少なくとも8カ国に計270億ドル(約3兆円)以上を投資することを決めた。韓国やタイでは健康産業など、カンボジアやラオスでは食料確保を目指して農業関連に資金を提供する。主に政府系ファンドのクウェート投資庁を通じ、高い経済成長率が見込まれるアジアの新興国での石油マネーの運用を強化する。
17日付のクウェート紙「アワン」などによると、同国のサバハ首相、シマリ財務相は8月にアジア諸国を歴訪、投資に関する覚書(MOU)や協定に署名してきた。財務相は投資額について「1国あたり30億―40億ドルで計270億ドルを上回る」と明かした。
クウェート側は農業関連の投資に強い関心を持つ。クウェート国営通信は、同国の投資調査団が19日以降、カンボジア、ラオス、ミャンマーの3カ国を訪問、不動産、各種産業、農業への投資機会を精査すると報じた。調査団にはクウェート投資庁や、同国の食品会社の幹部が参加する。
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