JR福知山支社が11日から導入した新製車両223系との入れ替えのため、同日が最終運転となった113系N編成の電車に別れを告げようと、福知山駅には熱心な鉄道ファンが集まり、ホームのあちこちでカメラを構える姿が見られた。
車両番号「クモハ113−3800」番台にちなんで「サンパチ」と呼び親しまれ、42年間使用されてきた。N編成は8年前から両端に運転席のある2両編成の列車として、山陰線・福知山線を中心に運行。客車を改造して運転席を設けたことから特異な前面となり、鉄道ファンの間で人気が出た。
最終運転となった列車は、午後1時6分福知山駅発で城崎温泉駅まで往復した。電車基地から列車がホームに入ってくると、カメラやビデオを持った十数人がホームの両サイドからその姿を撮った。
電車の入った3番ホームで撮影していた大学生の瀬尾浩一郎さん(20)=舞鶴市=は「両丹日日新聞のホームページでN編成の最終運転を知りました。府立工業への通学で乗っていた懐かしい電車です。夏休み帰省中でタイミングがよかった。きょうは最後の電車を楽しんできます」と撮影のあと笑顔で電車に乗り込んでいった。
写真=ビデオやカメラで電車の最後の姿を収める人たち
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