2008年 8月 17日
北京五輪女子マラソン中村選手出場
北京オリンピック女子マラソンが17日行われ、岡山市に本社のある天満屋の中村友梨香選手が出場しました。マラソン初挑戦で日本代表となった中村友梨香選手。日本勢オリンピック3連覇の期待がかかります。レースは日本時間の午前8時30分北京の天安門前をスタート。序盤はゆっくりとしたペースで進みます。16キロ過ぎ、もう1人の日本代表土佐礼子選手が遅れ始め、足の故障でリタイアします。19キロ過ぎ、ルーマニアのトメスク選手が飛び出します。中村選手は粘り強く2位集団について行きますが、28キロ手前付近から徐々に離され、他の選手についていくことができません。結局トメスク選手が2位以下を大きく引き離してフィニッシュ。初めてのオリンピック出場だった中村選手は後半粘りを見せ順位を上げるものの2時間30分19秒で13位となり、残念ながらメダルには届きませんでした。

Uターンラッシュピーク
お盆をふるさとや行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュがピークを迎え、JRなど交通機関は混雑しています。JR岡山駅のホームは大きな荷物を抱えた家族連れなどで混雑していました。JRによりますと新幹線上りの自由席乗車率は、午後3時13分岡山着東京行きののぞみ32号が180lとなったのを最高に160lから30lとなっています。また、在来線では四国から岡山へ向かう瀬戸大橋線の乗車率が160l〜80lとなっています。JRではUターンラッシュは17日で落ち着くと予想しています。

香川県が高松空港でふるさと納税をPR
帰省客のUターンラッシュがピークを迎えた高松空港では香川県がふるさと納税の寄付を呼びかけるパンフレットを配布しました。ふるさと納税は香川県出身の人が県や県内の自治体に納税した場合、一定の条件で現在住んでいる地区の住民税などが控除される制度です。お盆を故郷で過ごした人たちのUターンラッシュでにぎわう高松空港では県の職員がパンフレット500部を配布してふるさと納税を呼びかけました。県は寄付の活用方法をスポーツ支援や環境対策など9つの分野に指定できます。県によりますとこれまでの寄付は13件、総額約214万円で、医療福祉や教育の充実などへの活用が求められているということです。

乙武洋匡さん講演会
ベストセラーになった「五体不満足」の著者乙武洋匡さんの人権について考える講演会が17日岡山市で開かれました。岡山市のシンフォニーホールで開かれた講演会には乙武さんの話を聞こうと約1600人が訪れました。乙武さんは生まれつき両手両足がありません。大学在学中に自身の障害者としての体験談をつづった「五体不満足」がベストセラーとなり、その後、スポーツライターとして活躍。現在は東京の小学校で教師をしていて、講演では、小学生とのふれあいをユーモラスに話しながら、「障害者として卑屈にならなかったのは周りの大人がきちんと接してくれたおかげ。大人が子供に対してもっと責任を持つべき」と熱く語っていました。