釧路放送局

2008年8月18日 7時5分更新

湿原ノロッコ号が100万人


釧路湿原の中をのんびりと走る、JRの観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」の累計の乗客数が、100万人に達し、記念のセレモニーが行われました。

始発の釧路駅で行われたセレモニーでは、100万人目の乗客となった、香川県琴平町の中井美代さんが、くす玉を割って、100万人達成を祝いました。夫と娘との3人で、道東を観光旅行中だという中井さんは「びっくりしました。釧路川をカヌーで下って、釧路湿原と自然の大切さを感じて帰りたいです」と喜んでいました。平成元年の6月の運転開始から20年目を迎えた「くしろ湿原ノロッコ号」は、JR釧網線で毎年、春から秋にかけて運行される観光列車で、窓を広くとった特別仕様の車両で編成されています。13日も夏休み中の家族連れなど300人以上で満席となり、利用客は、窓の向こうにタンチョウを見つけて歓声をあげたりして、目前に広がる景色を楽しんでいました。