[被告逃走]拘置中、３ｍ飛び降り重傷　岐阜

　１７日午前７時５分ごろ、岐阜市美江寺町、県警岐阜中署で拘置中の被告の男（３８）が、朝の日課である布団の収納のため４階の拘置施設から房外に出た際に突然、布団を床に投げ捨てて逃走した。吹き抜けでつながっている監視台付近から、約３メートル下の３階通路へ頭から飛び降りた。頭部とけい部を損傷する重傷だが、命に別条はないという。

　同署によると拘置施設は３、４階にあり、中心部は吹き抜けになっている。吹き抜け部分は床から天井まで伸びた鉄柵で囲われているが、階の真ん中にある監視台付近には鉄柵がない。男は６月に詐欺罪、７月に窃盗罪で起訴されている。これまでは、調べに素直に応じていたという。【石山絵歩】