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SIJからのお知らせ

レクチャー情報

第3回SIJサロン(2007年2月19日)『カンボジアの児童買春に取り組む若きNPO』

■分野
国際協力

 

■イベント名および開催日
第3回SIJサロン(2007年1月19日)

 

■スピーカー(役職は開催当日現在のもの)
村田 沙耶香氏(NPO法人かものはしプロジェクト 共同代表)

 

■内容概要

カンボジアではポルポト政権が倒れた後も貧しい状況が続いている。カンボジアに対して暗いイメージは、東南アジアのNGOを訪問するスタディツアーに参加しカンボジアを訪問した際に子供たちに会ったことにより覆ったが、現地であった子供の内12歳の子供が一度も学校に行ったことがない事実を知る。また児童買春の施設を訪問した際、親は貧しいがゆえに子供たちを売り、その子供は客をとらされ、拒絶すると虐待が行われていること、その被害者は幼い子供たちばかりであること(一番幼い子供で5歳の女の子が居た)ことを知る。
児童買春の被害状況は悪化している。ポルポト派が倒れた後、性産業に関する規制が弱い中、軍向けや国内富裕層向けの売春宿がたくさん出来たことによる。HIVの罹患率も高くなっている。日銭を稼いで借金を返す親のかわりに子供たちが働いている。飲み水など衛生状態も非常に悪い。親が働けなくなると子供が働きに出たり、売春宿に売られたりする。
このような現状について根本的な解決を図っていく為、い草のマット作りを教え、現地の市場で売り、収入を得られるようにする、という事業を展開している。3,000円あれば子供が6人居ても生活できるが、ただ支援(モノカネ)を与えるのではなく、収入を得る手助けをするのである。そして子供たちが学校に通えるようにする。カンボジアには縫製業、観光業しかない。しかもせっかく観光産業があっても、タイ産、ベトナム産のみやげ物ばかりが売られているのが現状である(カンボジアにはコミュニティがない。市場は身近にたくさんあるのに、みやげ物を生産するためのコミュニティがないのが問題)。そこで、タイ産、ベトナム産に変わる製品を作る。また、67万人いる孤児にはパソコン教育(過去3年間で100人に対して実施した実績がある)を施し、いずれ進学あるいは就職できるようにする。
かものはしプロジェクトの中にはIT部門を持っている。日本企業からの受注により上がった利益をカンボジアでの活動費に充てている。いずれはカンボジアでPC教育を受けた卒業生による製品を日本の企業に納品したい。
現在は成功事例をつくり、ノウハウを貯める段階(普及を目指す)にある。
 
村田氏は中学生の時からずっと国際協力に興味があった。外務省のボランティアとして児童買春に関する国際会議に出席した。現場を知る必要があると思い、19歳の時、現地NGOを訪問するスタディ・ツアーに参加し、タイで児童買春の被害を目の当たりにする(児童買春の被害者でHIV患者であった17歳の母親から生まれた子供もHIV患者であった)。その後情報を集める必要があることを認識、本を読み漁る。その後ボランティアではなく発言者として国際会議に参加。また大学で、タイで見たことを話し、同年代の学生たちと意見交換し、意見や情報を吸い上げて国連に持参、国連文書としても採択された。しかし、これで現場がどう変わるか、と考え、その影響力の少なさに悩んでいた折、社会的企業という存在を知る。現・共同代表の青木氏、本木氏と児童買春の問題について話し合ううち、問題を解決する為の具体的行動を起こすべくかものはしを立ち上げることになった。同じ問題意識を持っているコンサルタント会社の人に最初から入ってもらって、事業としてリサーチを行った。大学3年になっても就職活動をしないでこの事業を続けることを決意。事業計画としてのコンテストに提出したが、その時はコンテストを通過しなかった。
事業を実施する中、IT事業で失敗(=1ヶ月の納期遅れ)も経験した。担当の学生が逃げてしまったことにより300万円の損害賠償を求められそうになったが、周囲の社会人・弁護士に相談、遅れつつも納品した。学生が主体のNPO法人であっても、社会の中で事業として展開していく上では甘えが許されないのだということを強く認識した経験であった。
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