約250年の歴史がある新庄まつりが、今年も24日から3日間市内の中心街を舞台に開かれる。日本一の山車(やたい)パレード見物に、古里に帰ってくる人や観光客が全国から集まる▲山車は、町内21地区の若連のメンバーらが約2カ月かけて製作するが、祭り翌日には解体されるという。1台の製作費が約250万円かかることから、使える道具は保存し次の年に再利用するという。それにしても、大変な労力と、ばく大な金額をかけた山車が3日間で解体されるのはもったいない気がする▲1台につき市からの補助金が30万円、残りは町内を回りご祝儀を頂いたり、町内会費の一部などで賄われる。新庄まつりは行政や市民らに支えられている。【米川康】
毎日新聞 2008年8月16日 地方版