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盆明けの電力需要警戒 東京電力 想定以上なら供給カットも (1/2ページ)

2008.8.16 22:06

 東京電力が盆休みが明ける18日からの電力需要に警戒感を強めている。昨年7月の新潟県中越沖地震で、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)が全面停止に追い込まれ、電力供給になお不安を抱えているためだ。夏場の前半は乗り切ったが、大型工場などが操業を再開する盆明け以降は再び電力需要が増えるほか、猛暑で冷房による電力消費が集中すれば、電力需給が逼迫(ひつぱく)し、供給が綱渡りを強いられる恐れがある。このため、東電では電力需要が想定を上回った場合には一部工場への供給カットなどに踏み切る構えだ。(今井裕治)

 東電は、今夏のピークとなる最大電力を6110万キロワットと想定している。これに対して供給力は、休止中の火力発電所の運転再開のほか、他の電力会社からの応援融通などの対策で6670万キロワットを確保し、差し引き560万キロワットの余力があるとしている。

 しかし、気温が30度を超えると、気温が1度上昇するごとに電力需要は170万キロワット増えると試算されている。今夏も東京の最高気温が35度を超えた今月8日午後には6089万キロワットの最大電力を記録しており、今夏もピーク時は6400万キロワットに膨らむ可能性があるとみている。

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