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顧問ら不起訴へ

2008年08月16日

 須賀川市立第一中学校で03年10月、当時中1の女子生徒(17)が柔道部の練習中に頭を打って意識不明の重体になった事故で、福島地検が、業務上過失傷害の疑いで書類送検されていた当時柔道部で顧問と副顧問をしていた男性教諭ら2人を不起訴処分にする方針を固めたことが15日、関係者の話でわかった。

 事故は顧問、副顧問ともに練習場にいない時に起きたとされる。当時、柔道の初心者だった女子生徒は頭から畳に落ち、急性硬膜下血腫と診断され、今も意識が戻っていない。県警は05年9月、部員が安全に練習できるよう指導監督する義務があったにもかかわらず、2人は練習に立ち会わなかったり、力量に応じた練習計画を立てなかったりして、女子生徒にけがを負わせたとして書類送検した。

 だが関係者によると、福島地検は、顧問が立ち会った通常の乱取り練習でも同様の事故が起きる可能性があるとし、過失は問えないと判断したとみられる。

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