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08/16-12:44--独特音頭で繁栄願う　真庭・蒜山で大宮踊り　19日まで各地

　岡山三大踊りの一つである「大宮踊り」が、真庭市蒜山の各地区で１９日まで行われ、多くの観光客が盆踊りに酔いしれている。大宮踊りは起源やいわれは分かっていないが、日本舞踊のようにしなやかでゆったりとした踊りと、「ウワハン」などの意味不明な言葉で歌われる独特の音頭が特徴。１３日から各地区の神社やお堂で行われ、基本的には堂内の天井からつった灯ろうを中心に輪になって踊る。１５日夜に行われた福田神社（同市蒜山中福田）の大宮踊りは、最も大規模なため屋外で踊られ、観光客ら約６千人が見物。踊りのクライマックスには６人の男性踊り手が輪の中に入り、一風変わった踊りを披露し、五穀豊穣や子孫繁栄を願った。毎年訪れるという倉敷市天城台１丁目の岡本信彦さん（７３）は「帰郷した若い人も参加していて毎年盛大になっている。古里に誇れるものがあってうらやましい」と話していた。