まずは、メールの流れを大まかに追って見ましょう。
(1)貴殿のパソコン
(2)プロバイダへの接続回線
(3)貴殿が契約しているプロバイダ
(4)インターネット回線(他のプロバイダを経由する場合もあり)
(5)相手の契約しているプロバイダ
(6)プロバイダへの接続回線
(7)相手のパソコン
貴殿のパソコンと貴殿の契約しているプロバイダであれば貴殿の範疇ですから
貴殿からプロバイダに依頼して削除することも可能かもしれませんが
現実問題としてメールはほぼ瞬時に(4)に搬送されてしまいます。
(4)についても、途中の経路で故障などのトラブルでも発生していない限り
メールは瞬時で通過して(5)までに達しています。
(5)では相手がパソコンを起動して受信するまで保管されますので
(5)へ頼み込めば何とかなるかと思うかもしれませんが
相手方の承認なしに(5)は行動を起こせませんから、ここでも消せません。
要は「送信した瞬間にメールの管理権を預けてしまっていて
(5)に到達した時点では相手先の管理下におかれる」というのが
送信してしまったものを消せないという最大の理由になっている訳です。
既に回答ありますように、例外的に、同じプロバイダを使っている場合に限っては
送信者側の操作で削除することが可能な場合があります。
(相手が受信を開始していなければ管理権は送信者側に残ったままにしてくれている)
話はそれますが、削除したメールの復元に関しても似たようなことです。
そのパソコンで復元ソフトを使う権限を持っているかどうかが問題になるわけです。