電子レンジ発火事故8件 岩谷産業、リコール中に経済産業省は15日、岩谷産業が2003年からリコールを進めている電子レンジによる火災事故が、昨年から今年にかけて首都圏と広島県、高知県で計8件発生したと発表した。火災はいずれも軽微でけが人などは出ていないという。 経産省と岩谷産業は発火した電子レンジがいずれも点検、修理を受けておらず、長期使用で部品が劣化し今後も同様の事故が相次ぐ恐れがあることから、あらためてユーザーに改修を呼び掛けている。 問題のレンジは、1997年から2000年にかけて中国で製造され、兵庫県の業者が輸入。岩谷産業が8万7651台を販売した。ドアの開閉を検知するスイッチに欠陥があり、03年に2件の事故が発生したため、岩谷産業は同年9月にリコールを開始した。 しかし、改修率は今年6月末現在で11・8%にとどまっている。今月に入って高知県でレンジ内部から発火する事故があったことから、経産省では再度、注意喚起することにした。 対象機種はIM-574、IM-574S、IM-575、IM-575S。問い合わせはフリーダイヤル(0120)009930。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)