朝鮮被爆者：

広島で７万人、長崎で２万人、合計９万人が被爆した。

鄭大一　１９３４年生まれ

「広島市にあった自宅近くで被爆しました。一緒にいた従兄弟はその日の夜に亡くなったんです。私はひどい火傷をしましたが、治療といってもジャガイモの汁を塗っただけでした」
　（大韓民国・群山市）

安永千　１９２７年生まれ

「二人の兄を捜して、広島市内を１週間歩き回ったんです。原爆地獄をいやというほど見ました。広島での被爆者が多い陜川で、被爆者たちの世話をしています」
（大韓民国・慶尚南道）

金貞順　　１９２０年生まれ

「長崎駅前で被爆した時、私の左目は飛び出してしまったんです。
　背負っていた娘はそれ以来、光を怖がるようになり、ついに亡くなってしまいました」
（大韓民国・仁川市）

車貞述　１９２９年生まれ