2008年8月 6日 (水)

珍しい更新

今日は珍しく、久しぶりの更新をしようと思います。

前回の更新から約1ヶ月が経過しました。
その間、私の方は新たに信頼の持てる方々とFCを立ち上げました。

あくまでもボランティアですが、チーフコーチとして週2回活動しています。
これまで5回のトレーニングを行い、徐々に選手の動作習得に差が出てきています。

高校で得られなかった経験が現在得られています。

決して 「やらなきゃならない」 「やりなさい」 という環境ではありません。
あくでも自主的に技術を伸ばしたい選手が集まってトレーニングしています。

なので私は彼らの取り組む態度をしっかりと見ています。

残念ながら人は 「言われてできる者」 と 「言われなくてもできる者」 とに別れます。
しかしこれに当てはまらない者は 「言われてもできない者」 になります。

サッカーが上手くなる条件は当たり前ですが 「言われなくてもできる者」 です。
中には 「言われて気づいてできる者」 もいます。

少々言葉の表現が難しくなってきますが・・・

私は 「言われて気づいてできるようになった者」 が向上心のある人間だと気づきました。
たぶん上記の選手だけを集めて指導したら凄く良いチームになると思います。

こうしたチーム作りがいつになったらできるのか・・・それは不明です。
「は私の技術を選手たちに伝えるしかない!」 そう思いながら活動しています。

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話は変わり、
現在コミュニティで活動するメンバーの皆さんからコメントをいただく予定です。

どのような活動状況なのか皆さんも興味津々でしょうからね。

それではコミュニティ会員の皆さんコメントよろしくお願い致します!

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2008年7月11日 (金)

今後あまり更新はしません

これまで私が関与したチームのことをブログで紹介していましたが、
今後は様々なトラブルを事前に防ぐためにもブログでは紹介しないことにしました。

「私が今後どこのチームを指導するのか?」
「どういった指導をしているのか?」

こうしたことはコミュニティを利用する会員、または実際に指導する選手や関係者で
情報を共有していきたいと思います。

更に迷惑メールの多さから 「メール送信リンク」 は削除させていただきました。

以前メールをくださっていた方々には申し訳ありませんが、
あまりにも迷惑メールが多いため以前のYahooIDとアドレスは削除しました。

様々な業者からのメールも絶えず受信するため仕方がないと思います。
今後は新たな法律が制定されることも考慮し、対策を練っていきたいと思います。

それでは上記の件、よろしくお願い致します。

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2008年7月 3日 (木)

普通じゃない指導方法

本日、義・伯父の葬式があって親族一同で話をする機会がありました。
私が携帯やPCを使ってメール&動画指導をしているという話題になった時のことです。

「普通、スポーツや運動というのは実際に手取り足取り教えるものだろ」
という意見が数人から出てきました。

確かにその通りです。

が、しかし・・・
それを逆に言うと、間違ったことを手取り足取り教えていることにもなります。

私の周囲にもサッカーが大好きな方が大勢います。

「ユーロのスペインのようなサッカーが日本もできたら良いですよね!」
と私が話すと「次元が違い過ぎて今の日本には絶対無理だよ」と返されてしまいます。

ハッキリ言って、この言葉に反論できる術が見当たりません。

あえて私の瞬間脱力動作があれば・・・などとは言いません。
私のノウハウは2年程度しか経緯がありませんし、まだまだ未知数ですからね。

でも目指す方向性が分かっているのであれば、
それ相応の指導は手取り足取りでなくても理解力だけで十分いけると私は思います。

ちなみに私のブログを読んで、すぐにでも指導に活かそうとするかもしれませんが、
正直動作だけの指導というのは限界がありますし、とても難しいと思います。

「なぜ私の勧める動作が良いのか?」
「どういう時に必要となるのか?」

こうしたことが理解できていないと、ボールを足で扱うサッカーには結びつきません。

例えば私のブログでコーディネーションの重要性を知ったとしましょう。

次回の練習からウォーミングアップで様々なコーディネーションを教えていくとします。
でもそこからサッカーに結びつけないと、残念ながらサッカーに全く反映されません。

ただ運動神経の良い子供が育つだけです。

運動神経の良い子というのは世の中に多くいます。
でも運動神経が良くてサッカーが上手い子となると、どの位になるでしょうか?

つまり日本の指導は上記の部分でずっと数年間つまずいています。

アジアのバーレーンを相手に以前と比べればボールを回せるようにはなりました。
しかしそれから先に何が必要になってきているのかが国民やマスコミなども含めて
イマイチ理解していないのではないかと思います。

だいぶ前にトミーズ雅氏が

「ブラジルは吸いつくようなボール扱いができる」
「日本はブラジルと技術に何十年もの差がある」

という動画を紹介したと思います。まさにその通りでしょう。

今のまま「運動神経」と「サッカー」を区別していたら追いつくことはできません。
全てを含めてサッカーなのです。

この意味が分かれば、私のブログを読んで参考にしなくとも道は見えるはずです。
無理に指導をして子供の関節を壊さないように注意してください。

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2008年7月 2日 (水)

カズさん動画を削除

本日、カズさんより動画削除の依頼がありました。

大至急削除させていただきました。
今後はURLをクリックしてもご覧になれませんのでご了承ください。

プライベート動画だったため、あえて音声は消してあります。
自分が動画に映っていて迷惑だったのであれば、この場を借りてお詫び致します。

誠に申し訳ありませんでした。

ちなみに地元ではカズさんへの動作指導の願いが殺到しているとのことです・・・
私からも皆さんにお伝えしたいと思います。

当スクールの長である私の許可なく、他者への指導はできません。
残念ながらノウハウ流出を防止するため、事前にカズさんと誓約を交わしています。

それでもカズさんに「教えてください!」と言うのであればカズさんの立場がありません。
我々の苦労も考えてください。
今回の動作習得に関しては、カズさんの努力なくして絶対に達成できなかったものです。

今となっては指導するコツなどもカズさんの中にあるかと思います。
しかし、それを寄ってたかって気軽に「教えてほしい」と口にして良いものかどうか・・・

結局は自分の息子、チーム、クラブが良くなれば!としか思っていないのでは?

このように人は結果が出来てきたモノは快く受け入れます。
しかし我々は様々なバッシングなどを受けて現在に至っています。

そういった点を踏まえて、今後カズさんに接してほしいと思います。

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上記の件とは少し話が変わりますが・・・

私は現在の日本サッカー界における縦社会をどうにかして崩したいと考えています。
以前から何度も取り上げていますが、コネや権力のある者だけが上を目指せます。

その良い例が 「トレセン制度」 です。

どうもジュニア年代の指導者などと話す機会が多くなってくると感じるのですが、
明らかに派閥やコネ、権力が絡んでいるのが見え隠れしています。

それは指導者研修に行った際も凄く強く感じました。

高校サッカー界においても指導者の権力が試合中に炸裂していたこともあります。
途中でルールブックが権力のある指導者になってしまいました。

こんなことが本当にあって良いのか分かりませんが・・・

私は自分のノウハウを用いて、この縦社会を崩したいと思います。
カズさんに指導が殺到するように、私のところにもいずれ指導が殺到するはずです。

ですが私は権力のある者に服従したり屈したくはありません。

あえて遠回りしてでも世間に認められる活動を展開するつもりです。
そして日本サッカー界を裏側から攻めていくつもりです。

協会関係が大きな網ですくって良い動作の選手をふるいにかけているのに対して、
私は本気でサッカーを愛する選手を大事に育てていきます。

この私の考えに賛同してくれる方を対象に今後活動していく予定です。

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2008年6月30日 (月)

W杯 最終予選

ワールドカップの最終予選組み合わせが決定。
日本はオーストラリア、バーレーン、カタール、ウズベキスタンと同組。

この中で日本が勝ち抜くのは、かなり厳しいような気がしています。
前回のような奇跡が起こらない限り、アウェーでの勝利も難しいのではないでしょうか。

多くの評論家たちが5勝2敗というラインをあげていますが・・・
個人的には2敗を守ることは現段階では不可能に近い気がします。

初戦はアウェーでバーレーン戦です。
ここでの勝利が本大会出場への鍵を握っているのは言うまでもありませんね。

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オリンピック代表のOA枠について

ここのところOA枠について騒がれてたのでコメントさせていただきます。

ガンバ大阪の遠藤選手が決定。
ヴィッセル神戸の大久保選手がどうなるかといったところのようです。

個人的には大久保選手は歓迎しますが、遠藤選手はどうかなと思っています。

なぜなら彼は世界で通用しない選手だからです。
広い視野をもっているのは確かですが・・・世界では突破力に欠けています。
ボールをさばく程度のプレーで良いのなら他にも良い選手がいると思いますが・・・

皆さんはどう思いますかね?

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近況報告

以前お伝えしたジュニアチームの代表者が私に興味を持ってくれたようです。
近々連絡を取り合って、土曜に行われている練習を見学できればと思います。

まずは子供たちがどれだけサッカーを楽しんでいるか確認したいと思います。
ちなみに人数は70近くいるそうです。
この少子化時代に、これほどの人数がいるチームが近所にあるのが驚きです。

知人からの情報では、クーバーを派遣で活用したことがあるとか・・・

話は変わりますが私は職業柄、
対人コミュニケーション能力を養う 「SST」 というトレーニングを行っています。

最近では義務教育レベルでも多く行われているプログラムのようです。
実際に私は数年前に普及委員会主催の研修で初級レベルを習得しています。
(1980年代後半にアメリカから伝わる)

子供たちだけに言えることではないのですが・・・
現在の指導者もコミュニケーション能力の乏しい方が大勢いる感じがします。

よくジュニア世代の試合を見ると感じるのですが、多くの指導者は怒鳴っています。
指導者研修でも言われましたが、何を目的に伝えるかが必要です。

なので彼ら指導者は子供たちの能力をドンドン狭めています。
私が目標としているのは、コートの中で選手自身が解決できるように指導することです。

私が紹介している書籍の中に 「アサーション」 というものがあります。
こちらも多くの方に読んでもらいたいと思う本です。
ついカッとなってしまう方や興奮して話し方が荒々しくなる方にはお勧めです。

視野が狭い、選択肢が少ない、技術力が低いなど

この辺の高校生たちは技術が平均しているマルチプレーヤーばかりです。
なので身体が大きさとフィジカルの強さで勝負している気がします。

フィジカルがあろうとなかろうと世界レベルの動作や技術を実戦の中で出すことです。

世界では190センチの選手たちが巧みな動作や技術を駆使しています。
逆に体格が小さい選手はそれ以上の動作や技術を駆使しなければなりません。

今後こうしたことをテーマにジュニアチームを指導していきたいと思います。

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指導者としての勘違い

良く私は耳にしていて変だなぁと思う事があります。
それは選手を怒鳴ったり叩くなどして育成するという指導方法です。

まず日本は昔から叱咤激励という言葉があるようにアメとムチを好みます。
しかし現在の手法では、これは既に時代遅れのような気がします。

例え周囲が良い方法だと言っても、私はどうも賛成できません。

やはり人は口があるのですから話し合って解決するのが基本だと思います。
叩かれた経験のある者は同じ立場になった時に叩いてしまうというのが常識です。

例えば小さい頃に親から過剰に叩かれて育った子供は自分が親になった際、
同じような境遇に立たされた時に全く同じ行動をとってしまうそうです。

私は親だけでなく、指導者もそうだと思っています。

過剰に怒鳴られた、叩かれた選手は指導者になると同じ事をすると思います。
周囲ではその位の厳しい環境で育ててほしいという思いもあるようですが・・・
時代の流れと逆になっている手法を好む方々も少なからずは今もいるようです。

「上から押さえつける指導をされていると、自分から何も考えない選手になる」

これはサッカーだけではありません。
上から押さえつけられて自分から考えて行動できなくなった方が世間には大勢います。
特に若年層でこれらが頻繁にあると中学高校で崩れてしまう可能性もあります。

しつけをしようとしていて、思っていた以上に過保護になりすぎ、
いつの間にか親たちの言うことをきかなくなるというのが現状のようです。

現代の若い人たちは言われてからでないと動けないと言います。

凄くサッカーに通じるところがありますよね。

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2008年6月19日 (木)

甲野氏とモウリーニョ

久しぶりのブログ更新です。

今日ある方からのメールの質問に答えていたところ、
タイトルにもある甲野氏とモウリーニョの二人が似ていることに気づきました。

あくまでも私の視点から見た考え方なので皆さんにしてみれば明らかに違うだろうという
意見だと思うのが圧倒的に多いはずです。

でも私はこの二人の価値観というか考え方が似ている気がしてなりません。

お互いトレーニングではなく、あくまでも実戦を大切にしているからでしょうか?
私にはそんな気がしてなりません。

この二人の関係をブログでとやかく言う気は今のところありません。
気になる方は二人の本を読んだりしながら感じ取ってみてください。

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ここのところ指導者として、サッカーの指導という指導はしていません。
コミュニティー内で数名の方を対象に、動画メール指導をしているくらいでしょうか。

それでも何故か私のところにはコーチの話が舞い込んできてしまいます・・・

そのチームはジュニア年代で監督らしい指導者は存在していないそうです。
話によると父母たちが交代で見ながら、試行錯誤しているチームのようです。
なので試合にはまるっきり勝てないとのこと。

私の職場の方が 「こんな人ならいるよ」 といった感じで話したのがキッカケです。

なので相手から声をかけられたわけでもありませんし、指導する予定もありません。
でも何だか気になるというか、今後何となく展開がありそうな予感がします。

以前から私は指導に関してこだわりを持っていることをブログで伝えてきたと思います。

でも私のやり方は他ではなかなか受け入れられないのかもしれません。
なぜなら他とは全く違うやり方ですし、日本人的でないからでしょうか。

日本は 「個を見捨てず、皆で一つの目標を達成することに喜びを感じる」
そんな種族のような気がします。

しかし私の中では考え方が違います。

「気の合う者だけを抽出して、それを大事に育てる」

この文章だけを読むと特定の選手だけを選んでいるように見えてしまいます。
でもこれは凄く大事なことだと思います。

何かに集中できるという特技を持った者だけで一つのことに取り組んだらどうなるか?
ちょっと他のチームにはない不思議な雰囲気を味わえると思います。

正直な話・・・
どのチームを見ても、そのチームには必ず気持ちのない者がいるうような気がします。

これは私自身が一人で勝手にその雰囲気を感じているものです。
他はそう思っていないと感じても、私の気持ちなので他者には全く関係ありません。
ちょっとややこしい話になりますが・・・勝手に思うことは自由だということです。

「本当にサッカーが好きな子だけでサッカーができたら凄く楽しいだろうなぁ」

では 「本当にサッカーが好き」 って何なのでしょう?

自分の中では 「自発性」 だと考えています。
自分が凄くサッカーを楽しんでいた時は、言われなくても一人でボールを蹴ってました。

それは今の時代でも昔の時代でも変わらないことだと思います。

皆さんはどうですか?

レギュラーを取るため、皆やっているから・・・、付き合いで・・・とか、
指導者がやれとウルサイし激を飛ばす・・・それを理由に使ってくれない・・・等々。

何かこういうややこしくて変な駆け引きって嫌ですよね?

実際に私は高校時代、上記のような葛藤をしたことがあります。
凄く苦しい思いをしました。好きなサッカーで何でこんなに苦しむのだろうと・・・

心には決して良くないはずです。

素直にサッカーが好きで、それでいて自分から頑張れる!
そういう子だけを集めてチームが作れたら最高ではないでしょうか。

指導者としても見ていてスッキリ気持ちが良いですし、努力している姿に感動します。
しかし結果が全てになるとこうはいきません。
何かと不満だらけで頑張っている姿にも納得いかなくなります。

ちなみに左リンクで紹介している本の中の 「アサーション」 をご存知でしょうか?

これは相手の気持ちを汲み取って、それを行動に移すというものです。
決して正しい答えはありません。全ての責任は自己責任という考え方です。

例えば・・・

部活が終わって自主練をせずに急いで自宅に帰るのも自己責任です。
その代り自主練をしている者に差をつけられるという覚悟が必要です。

「友達に帰ろうと誘われたから帰った・・・」 というのは自己責任ではありません。

仕事が終わって同僚に 「飲みに行こう!」 と誘われ、
それを 「断る」 「断らない」 「断れない」 のも全て自己責任です。

断ったことで 「付き合いが悪い」 と言われるのは、付き合えない自分が悪いのです。

逆に断れずに飲みに行き 「次の日の朝起きるのがツライ・・・」 とか、
妻に 「また飲みに行ったの?」 と愚痴を言われるのも全て自己責任です。

決して誘った相手が悪いのではありません。決断を下した自分の責任なのです。

つまり必死にサッカーを練習している人がいるとします。
でもどこかで 「もう駄目だ」 と諦めている気持ちがあるとします。

その気持ちを持った自分に責任があります。
諦めずに努力し続けてレギュラーを獲得できれば結果が出たことになります。

難しい話になりますが、
この 「自己責任」 というものを若い世代から養わせたいと私は思います。

当然、今の私自身があるのは全て自己責任の結果だと素直に受け入れています。

「誰が悪くて、誰のせいでこうなった」 などとは全く考えません。
なるべくして今の状況になったのだと、私はそう考えるようになりました。

アサーションを取り入れるとストレスが軽減されます。
協会が勧めているロジカル何とか・・・そんなものよりも私は凄く大切だと思います。

だいぶ話がそれてしまいましたね。

今後は良く考え検討してから自分の責任で何処かの指導者になろうと思います。

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2008年6月 6日 (金)

良い知らせが届く

数時間前にある教え子だった子から嬉しいメールが届きました。
現在は指導していないのですが、ようやく動作が身に付いてきたとのことです。

現在インハイでベスト8まで進出したとのことです。

彼にとっては努力という言葉は特にないようです。
何故かというと動作を知ってサッカーが楽しいし自信に充ち溢れているからです。

「絶対に全国へ行きます!」

こういう言葉は努力している子しか絶対口に出せません。
努力せず口にしている子もいますが、表情や言葉に明らかな違いがでます。

口で言うのはとても簡単です。
しかし私の勧めている 「基本トレーニング」 を欠かさず定期的に行えているか?
これは単純で地道な作業です。でもそれだけで数ヵ月後が劇的に変わります。

もし皆さんの中で変われていない方がいるのであれば考え直してみて下さい。
「自分が変わるために何かしら定期的に地道な努力をしているのか?」と・・・

たぶん変われない人は、していないから変わらないのだと思います。

彼にとって自主練はサッカーが上手くなるための当り前の習慣です。
やらされているのではありません。自ら技術を高めるために進んでやっているのです。

ぜひ全国大会へ進んで、瞬間脱力動作の凄さを証明してもらえたらと思います。
例え負けても大学があるとまで言っていますから、Jを含め将来が楽しみな選手です。

陰ながら応援してます。頑張れ!

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オマーン戦が終わって、スポーツ新聞などを読んでいると・・・
「岡田監督が代表チームを危機的状況から救った」などと書かれています。

私からすると救ったという感じには思えません。

得点パターンを見ても分かりますが、2点はセットプレーのようなものです。
研究されればそれまでです。世界に通用する高さがあるならば別ですが。

でも格下を相手にするならどのような方法でも得点を取って勝つのは当たり前です。
次戦のオマーン(アウェー)戦が非常に楽しみです。

ちなみに攻撃パターンとして日本代表はどれだけあるのでしょうか?

中村選手と松井選手が抑えられたら・・・
どうも個人的には、今のサイドバックでは突破できないような気がしてなりません。

なぜなら瞬間的に抜いて、その後のプレーが全くダメだからです。
ここも世界との差かもしれませんが、得点に結びつかない部分ですね。

例えばオランダならばサイドに突破力のある選手がいます。
そこがサイドで勝負に勝てば必ずアシストまでいってしまうことが多いです

オランダだけでなく、ポルトガルのCロナウドやフィーゴなど。

それがあるからこそ縦を警戒され中に切れ込みシュート&ドリブルが活きます。
その典型的なプレーがサイドからのパスから中村選手が決めたミドルシュートでしょう。

あれは私も見ていて 「決まってほしい!」 と本当に瞬間的に感じました。

ああいうプレーが随所に出てくると、代表のサッカーも見ていて楽しくなります。
と同時に、少しでも応援しようという気持ちになれると思います。

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コミュニティーについて

6月より裏サイトとして、瞬間脱力動作コミュニティーを開始しています。
このコミュニティーの目的は 「瞬間脱動作を広める」 ことにあります。
今までは不特定多数にブログを通して行っていましたが今後は違います。

現在のメンバーである程度の成果が出たら、追加メンバーを新たに募ります。

私の指導は集中して取り組んでモノにすれば3~6ヶ月で基礎が身につきます。
(いくら熱心に指導しても身に付かなかった例もありますが・・・)
これを繰り返しながら、新規メンバーと既存のメンバーで交流を取り合ってもらいます。

互いに情報交換や共有することで新たな気づきが生まれます。
そうしていくことで、瞬間脱力動作はメンバーと共に常に進化し続けることになります。

次回の募集は平成21年1月頃になるかもしれません。
興味がある方は常にブログをチェックしておいてください。

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2008年6月 3日 (火)

W杯予選 オマーン戦

本日、W杯予選のオマーン戦がありました。
中村選手、長谷部選手、松井選手の海外組3人がスタメンとなりました。

前回のパラグアイ戦と比べ、見ていて安心できる部分が多かった気がします。
内容は大切ですが、あくまでも予選なので失点をせずに3点奪えました。

いつまでも内容にこだわっているようだと、バーレーン戦のようになってしまいます。

基本的に選手たちのプレーはシンプルです。
アジア予選だからそうしているのか・・・それとも安全な戦い方をしているだけなのか・・・

2位以内を確保し、最終予選に残れれば全ての答えは出ると思います。

ちなみに中田選手は、「W杯に出場するチームと、出場できないチームには、
それほど大差はない。」と、テレビで話していました。

確かに私もそう思います。

予選免除だった日韓W杯を除いては、どこのアジアのチームが出場していても、
あまり成績的には大差がありませんでした。

94年大会でサウジアラビアがベスト16、随分前に北朝鮮がベスト8くらいです。
なので予選から勝ち抜いて結果を出しているのはサウジアラビアと北朝鮮だけです。

それだけアジアのレベルは世界に比べて低いということなのでしょう。

ちなみに国民の目線で日本代表は高い位置にいる気がします。
全てはFIFAの国際ランキングを見て判断しているからだと思います。
ついでにマスコミがそれを基準に伝えてしまうからのような気もしますが・・・

それでもテレビでは 「楽に勝てる相手ではない」 と何度も放送しています。

現にこれまで日本が本大会で勝利したチームは、ロシアとチュニジアだけです。
あとはベルギーとクロアチアに引き分けが精一杯でした。

アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカ、トルコ、オーストラリア、ブラジルには負けました。

こうしたチームに勝つために、日本には何が足りないのでしょう?
システム、フォーメーション、戦術?それとも勝負強さ?

いや、判断力でしょうか?
ではその判断力をどのようにして伸ばせば良いのでしょう?

「若い世代が着実に力をつけている!」と言いながらも・・・
世界大会になると、力をつけてきていうはずの選手たちが判断力で劣ってしまいます。

何故なのでしょう?

私はプレーに余裕がなければ決して良い判断はできないと思います。
国内組と海外組の差は、この余裕の部分ではないでしょうか?

中村選手、長谷部選手、松井選手は常に前に行こうと状況を把握しています。

しかし国内組はチャレンジすることをせずに、あっさりとボールを下げてしまいます。
そうしたプレーが何度も見られました。

皆さん気がつきましたか?

世界ではスペースがあれば果敢にドリブルで突っかけていきます。
それでもダメならボールを失わずに回してポゼッションを維持します。

それを繰り返しながらDFライン裏へ飛び出すプレーやミドルシュートが出てきます。

今は相手の方が技術的に劣っているため、余裕にプレーできています。
しかし今後のことを考えると私は日本のプレーにとても不満を感じてしまいます。

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2008年6月 2日 (月)

日本サッカーの限界

この1ヶ月間、代表の試合やJリーグの試合をテレビで観戦してました。
それと同時にチャンピオンズリーグのトーナメントも見ています。

そんな中、日本にも世界に通用する選手が徐々に増えてきているのが確認できました。
特に松井選手、中村選手、長谷部選手など、いまだ中盤に良い選手が多いです。

しかしキリンカップを見ていると、その3選手だけなんです。
特にパラグアイの試合は見ていて途中で眠くなってしまいました。

海外でプレーする選手にとって、あのプレッシャーは当たり前です。
「常に前を向いてやろう」という意思が凄く感じられました。

しかし他の選手はその前から「味方に預けよう」というプレーが多い気がします。
なのでいくらダイレクトでパスしてても、相手にバレてカットされます。

もっと面白くないのは、DFにとって楽なパス回ししかできないところです。

何度かDFをおびき寄せるようなパス回しもありました。
しかし慣れてしまえば日本のパス回しは非常に単純で全く怖くありません。
強引なドリブルなどもそれほど多くなく、シュートもあまり枠に飛ばない。

例えば今回のトゥーロン国際大会

予選はオランダとフランスの2軍相手に勝利。しかしチリには0-2と完敗。
続くトーナメントでもイタリアとコートジボアールともに引き分けてPKで敗退。
結局はライバルとなる1軍チームには勝利できないまま大会を終える。

http://jp.youtube.com/watch?v=NxT5CVoZVPc&feature=related

上記URLからハイライトが見れます。
これを見ても分かるように、世界とのプレーの質に違いがあるのが分かると思います。

このハイライトの中で目を奪われたのは梅崎選手のサイド突破です。
彼は世界が相手でも1対1で勝負できる選手のようです。

大会終了後に反町監督は「勝負強さ」をまた口にしていました。
でもこの言葉は何度も耳にしていますし、いまだに日本は改善していません。
小さい頃から勝負にこだわってきた日本サッカーなのに・・・

本当に日本は勝負強さが足りないだけなのでしょうか?

ちなみにシュート場面を見てみると、軸足が残らないキックにはなってきています。
でもボールはゴールバーの遥かかなたを飛んでいきます。

実際にJリーガーもシュートフォームも少し前に比べだいぶ変わってきました。
たぶんプロの指導者たちも意識しだしてきたのでしょう。

しかし世界レベルのシュートにはなっていません。

同じフォームなのに片方はゴール枠内に鋭いシュートが蹴れていまいます。
しかし日本はズドーンと枠外へ飛んでいってしまいます。

この違いが理解できているといないとでは結果に違いが出てきます。

敢えてこの場でその違いの説明はしませんが・・・
以前私は選手たちに伝えたことがあります。しかし実行に移した選手が何人いるか?

実際に言われて、やろうとしない選手がこの国には多い気がします。
それが日本サッカーの欠点ではないでしょうか。

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2008年6月 1日 (日)

本日よりブログ更新を再開します

コーチを辞退して約1ヶ月が経過しました。
この1ヶ月間、書きたいこともたくさんありましたが同時にゆっくり休むことができました。

とりあえず無事にブログの更新も再開させられそうです。
今後とも皆さんからの応援よろしくお願い致します。

これからの展開としては、とある地域のジュニアユース年代を育成することになります。

あくまでも私は自分と同じ意思を持った選手たちを指導するつもりです。
その件も関係者の方には既に伝えてあります。

決して私はプロ選手を育てるつもりではありません。
しかしサッカーをする以上は手が抜けないという性格を持っています。

それは小学生だろうと中学生だろうと高校生だろうと一緒です。

変われない選手というのは、ある程度の時間をかけても変われません。
残念ながらこれが現実です。でも自分から変わろうとすることはできます。

そうした努力が見えない選手は変われない選手になります。
これが人間として成長していく過程で非常に大切なことなのだと私は思います。

こうしたことはサッカーに限らず、日常的な生活の中にもたくさんあります。
ただ私はサッカーを通して個人が成長する手助けができればと考えています。

今後の展開によっては 「全国大会を目指す」 ことになるかもしれません。

私の目標は全国大会が全てではありません。
しかし選手たちのモチベーションを引き出すために最低限必要だと感じています。

また違った角度から指導が楽しめそうな気分です。

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新たに 「瞬間脱力動作コミュニティー」 を開設しました。

このコミュニティーは、特定のメンバーにより運営していく方針です。
どうしても不特定多数となると、中傷的な意見が混じるため仕方がありませんでした。

人としてのマナーが守れる方を限定に運営していきます。

このメンバーには地元のトレセンに合格した実績のあるカズさんを含め、
以前から私が地元で指導していた方なども参加されます。

また、とあるJ下部組織に所属する選手がコミュニティーに参加します。
名は明かせませんが、この選手がどこまで成長するかも一つの楽しみになりました。

着実に私の 「瞬間脱力動作」 が広がりつつあります。

それでは皆様、今後もブログを楽しみにして訪れてください。

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