久しぶりのブログ更新です。
今日ある方からのメールの質問に答えていたところ、
タイトルにもある甲野氏とモウリーニョの二人が似ていることに気づきました。
あくまでも私の視点から見た考え方なので皆さんにしてみれば明らかに違うだろうという
意見だと思うのが圧倒的に多いはずです。
でも私はこの二人の価値観というか考え方が似ている気がしてなりません。
お互いトレーニングではなく、あくまでも実戦を大切にしているからでしょうか?
私にはそんな気がしてなりません。
この二人の関係をブログでとやかく言う気は今のところありません。
気になる方は二人の本を読んだりしながら感じ取ってみてください。
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ここのところ指導者として、サッカーの指導という指導はしていません。
コミュニティー内で数名の方を対象に、動画メール指導をしているくらいでしょうか。
それでも何故か私のところにはコーチの話が舞い込んできてしまいます・・・
そのチームはジュニア年代で監督らしい指導者は存在していないそうです。
話によると父母たちが交代で見ながら、試行錯誤しているチームのようです。
なので試合にはまるっきり勝てないとのこと。
私の職場の方が 「こんな人ならいるよ」 といった感じで話したのがキッカケです。
なので相手から声をかけられたわけでもありませんし、指導する予定もありません。
でも何だか気になるというか、今後何となく展開がありそうな予感がします。
以前から私は指導に関してこだわりを持っていることをブログで伝えてきたと思います。
でも私のやり方は他ではなかなか受け入れられないのかもしれません。
なぜなら他とは全く違うやり方ですし、日本人的でないからでしょうか。
日本は 「個を見捨てず、皆で一つの目標を達成することに喜びを感じる」
そんな種族のような気がします。
しかし私の中では考え方が違います。
「気の合う者だけを抽出して、それを大事に育てる」
この文章だけを読むと特定の選手だけを選んでいるように見えてしまいます。
でもこれは凄く大事なことだと思います。
何かに集中できるという特技を持った者だけで一つのことに取り組んだらどうなるか?
ちょっと他のチームにはない不思議な雰囲気を味わえると思います。
正直な話・・・
どのチームを見ても、そのチームには必ず気持ちのない者がいるうような気がします。
これは私自身が一人で勝手にその雰囲気を感じているものです。
他はそう思っていないと感じても、私の気持ちなので他者には全く関係ありません。
ちょっとややこしい話になりますが・・・勝手に思うことは自由だということです。
「本当にサッカーが好きな子だけでサッカーができたら凄く楽しいだろうなぁ」
では 「本当にサッカーが好き」 って何なのでしょう?
自分の中では 「自発性」 だと考えています。
自分が凄くサッカーを楽しんでいた時は、言われなくても一人でボールを蹴ってました。
それは今の時代でも昔の時代でも変わらないことだと思います。
皆さんはどうですか?
レギュラーを取るため、皆やっているから・・・、付き合いで・・・とか、
指導者がやれとウルサイし激を飛ばす・・・それを理由に使ってくれない・・・等々。
何かこういうややこしくて変な駆け引きって嫌ですよね?
実際に私は高校時代、上記のような葛藤をしたことがあります。
凄く苦しい思いをしました。好きなサッカーで何でこんなに苦しむのだろうと・・・
心には決して良くないはずです。
素直にサッカーが好きで、それでいて自分から頑張れる!
そういう子だけを集めてチームが作れたら最高ではないでしょうか。
指導者としても見ていてスッキリ気持ちが良いですし、努力している姿に感動します。
しかし結果が全てになるとこうはいきません。
何かと不満だらけで頑張っている姿にも納得いかなくなります。
ちなみに左リンクで紹介している本の中の 「アサーション」 をご存知でしょうか?
これは相手の気持ちを汲み取って、それを行動に移すというものです。
決して正しい答えはありません。全ての責任は自己責任という考え方です。
例えば・・・
部活が終わって自主練をせずに急いで自宅に帰るのも自己責任です。
その代り自主練をしている者に差をつけられるという覚悟が必要です。
「友達に帰ろうと誘われたから帰った・・・」 というのは自己責任ではありません。
仕事が終わって同僚に 「飲みに行こう!」 と誘われ、
それを 「断る」 「断らない」 「断れない」 のも全て自己責任です。
断ったことで 「付き合いが悪い」 と言われるのは、付き合えない自分が悪いのです。
逆に断れずに飲みに行き 「次の日の朝起きるのがツライ・・・」 とか、
妻に 「また飲みに行ったの?」 と愚痴を言われるのも全て自己責任です。
決して誘った相手が悪いのではありません。決断を下した自分の責任なのです。
つまり必死にサッカーを練習している人がいるとします。
でもどこかで 「もう駄目だ」 と諦めている気持ちがあるとします。
その気持ちを持った自分に責任があります。
諦めずに努力し続けてレギュラーを獲得できれば結果が出たことになります。
難しい話になりますが、
この 「自己責任」 というものを若い世代から養わせたいと私は思います。
当然、今の私自身があるのは全て自己責任の結果だと素直に受け入れています。
「誰が悪くて、誰のせいでこうなった」 などとは全く考えません。
なるべくして今の状況になったのだと、私はそう考えるようになりました。
アサーションを取り入れるとストレスが軽減されます。
協会が勧めているロジカル何とか・・・そんなものよりも私は凄く大切だと思います。
だいぶ話がそれてしまいましたね。
今後は良く考え検討してから自分の責任で何処かの指導者になろうと思います。
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