2008年8月15日 0時19分更新
厳しい財政状況に陥っている岡山県は税金の収納率を高めるため、滞納されている税金を回収するための新たな組織を設立する方針を決めました。
14日は県庁で県の財政構造改革を進めるプロジェクトチームの会議が開かれ、各部の課長らおよそ20人が出席して歳入を増やすための方策について話し合いました。
このなかでは、岡山県の県民税の収納率が昨年度は97・3パーセントと全国で24位にとどまっていることを受けて、収納率を98パーセントを目標に高めていくことを決めました。
そしてそのための具体的な方策として、滞納されている県民税を回収するための新たな組織を県内の市町村と共同で設立する方針を決めました。
岡山県によりますと、昨年度までの県民税の滞納額はあわせておよそ31億円で今後さらに増える見通しだと言うことです。
県では新たな組織を来年度までに立ち上げて滞納金の回収に乗り出したいとしていて「市町村と連携して人員を集中することで効率的な回収に務めたい」と話しています。