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ロシア黒海艦隊の移動、通告を義務化 ウクライナ大統領

2008年8月14日22時15分

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 【モスクワ=大野正美】ウクライナのユーシェンコ大統領は13日、ロシアに長期貸与しているセバストポリ基地に駐留するロシア黒海艦隊の艦船や軍用機に対し、移動の事前通告を義務づける大統領令に署名した。南オセチアを巡るグルジアとの軍事衝突で同艦隊が海上封鎖に出動したことを受けての措置。ロシア外務省は「二国間関係への新たな打撃だ」と反発している。

 大統領令によると、ロシア側は72時間前までに移動を通告しなければならない。ウクライナは移動計画を変更する権限を持つため、事実上の許可制となる。北大西洋条約機構(NATO)への加盟方針をめぐりロシアと対立するユーシェンコ大統領は「ロシア黒海艦隊が第三国との紛争に使われれば、ウクライナの安全にとって脅威となる」と強調した。

 同大統領は13日、ミサイル攻撃警告などに関するロシアとの協定の効力を停止することも決めた。

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