先週は夏休みをいただきまして、家族総勢7名で沖縄に行ってきました。
(写真は美ら海水族館のシャーク、悪吉くん(娘が勝手に命名)です)
あきらかに夏休みを取った顔で木曜から全開出社したんですが、だいたいの方が
「いいですねぇ〜、家族で沖縄ですか・・・」
と言ってくれるのですが、内心は複雑です。
確かに、仕事を離れ家族で過ごす数日は、心安らぎますが・・・ご存じの方は多いと思いますが、子供を抱えた家族旅行のオヤジって・・・肉体的には相当
しんどいんです! (T_T)
とくにわが家は、お年頃の娘2名に乳飲み子を抱えた家人、と私・・・という構成なので、まったく他は戦力にならない。
お年頃の娘に
「荷物を持て!」
なんて言った日にゃ、そのあとの旅行中、ずっと無視されること間違いなしです。
大荷物を抱え、言うことを聞かない娘達を、いかに統率していくか・・・などと考えてたら、そのプレッシャーに負け、前日(というか当日まで・・・)飲み過ぎ・・・・
かくして、起床の4時半には、まったく酒が抜けておらず、真っ赤な顔で、背中にどでかいリュックを背負い、両手にシンジラレナイくらいの荷物を抱え、髪は逆立ち、ズボンは半脱げ状態で「フーフー」荒い息を吐きながら・・・羽田に・・・
空港の受付カウンターのうら若き乙女達・・・驚かせてごめんなさい。 m(_ _)m
僕自身、仕事で行ったことは2度ほどあるが、観光をしたことは一度もないので、そう言う意味では良い経験でした。
まずは当然、行ってきました。 ひめゆりの塔。
せっかくの沖縄なので、当然、過去、ここで何があったかを子供達に知ってもらいたい、という思いで行ったのですが、子供達よりも私や家人のほうが打ちのめされた。
偉そうに言っても、私も家人も「戦争を知らない」という事においては子供達と変わらない。
いや、むしろ、大人になっている分、余計に色々と思いが交錯してしまう。
例えば、ひめゆりの人たちが、看護活動をしていたのは教科書レベルでは知っていたが、こんな
洞穴のような壕の中で、そういう活動をしていたことも知りませんでした。
本当にショックでした。
子供達の反応は「かわいそう」とか、ごくごく一般的なものだったが、やはり我々大人にすると、この馬鹿げた戦争を仕掛けた一部の大人やそれを止められなかった一部の大人や、そういった社会に対する憤りや、あらがうことなく巻き込まれた罪のない一般の被災者の無念を考えてしまい、正直、反吐が出そうになった・・・。
blogではなるべく社会的なことを書かないようにしているが、時々テレビで「私の父も靖国にいる資格がある」というA級戦犯の娘が出てくるが、まったくもって許し難いと思う。
多くの犠牲者を出した首謀者と、戦争で犠牲になった方々は、まったく異質であるし、そんな奴は英霊でもなんでもない! ふざけるな!
戦争をするのもテロを起こすのも、誤解を恐れずに書くが、勝手だ。
しかし何の罪もない人たちを巻き込むな! それが許せない。
テロにおびえる世界に対して、日本が伝えるべき事、やるべき事はもっともっとあるんだ、ということを痛切に考えさせられました。
僕も戦争を知らない世代ではありますが、あそこを見た者の責として、あそこで見たことを伝えて行こうと思います。
みなさんも沖縄に行かれることがあれば、ぜひ足を運んでもらいたいです。