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このブログは桜井淳水戸事務所と桜井淳カリフォルニア事務所の(1)業務内容(2)桜井淳個人情報(3)米国での活動内容(4)専門家養成のための学術セミナー開催案内等を掲載するHP代わりの硬いブログです。スタッフが交替で最新情報の更新や新項の追加をしています。 各項を順序よく読むと(a)事務所業務内容紹介(b)桜井所長学歴(c)哲学(d)著書(e)学術セミナー(f)米国での活動内容等、情報の価値が分かります。ここに記載した情報の信頼性は、他のいかなる組織・団体・文献・電子情報よりも、格段に高く、すべての判断基準になります。情報の信頼性については両事務所のスタッフがすべて責任を負います。著作権・情報のオリジナリティを確保するため、本ブログの内容のコピー・事実関係の引用・電子媒体へのリンク等は、すべて禁止します。不正行為を確認した場合には米国感覚で法的手続きを行います。事務所への連絡・メッセージは、各項の欄外のメールマークをクリックすれば、わかるように、アメーバ会員に手続きすれば、誰でも、自由にできます。ただし、送信者の身元は、サイバーエージェントによって管理されています。

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2008-08-14 14:58:19 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-核燃料サイクル施設の安全審査におけるMC粒子輸送計算法-

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桜井淳所長に拠れば、核燃料サイクル施設の安全審査にMC粒子輸送計算法が採用されたのは、臨界安全解析では、いまから約20年前、遮蔽安全解析では、本格的には、つい最近のJ-PARCからであり、その理由は、臨界安全解析は、申請者側と審査側の判断の根拠となる『臨界ハンドブック』が原研から刊行(JAERI 1340(1999))され、また、誰が計算しても、計算対象の施設の幾何形状と体積線源条件が正しく入力されていれば、正しいkeffが算出できるのに対し、後者は、『臨界ハンドブック』に匹敵するハンドブックが整備されておらず(2006年に原子力学会から刊行された『モンテカルロ計算ハンドブック』はその試み)、また、固定源問題における分散低減法の的確な使いこなしに経験が必要とされ、第一世代のMC研究者がそのことを強調し過ぎたため、申請者側は、積極的に、主要な計算ツールと位置付けず、審査側にもMC粒子輸送計算法の研究や計算で実績のある研究者がいなかったためであり、LANL(Los Alamos National Laboratory)が半世紀かけて開発したMCNP(Monte Carlo N-Particle Transport Code System) には、分散低減法を容易に利用できるオプションが備わっており、また、分散低減法の主要な手法であるWWに対しても、完全ではないにしろ、WWGによる推定機能が有り、さらに、つぎのバージョンには、WWGよりはるかに優れた完全自動分散低減法(いわゆるフロリダ方式でのワンススルーでのウェイト算出・本計算実行)が組み込まれる等、安全審査のための標準計算ツールとしての条件、それから、MC計算者の養成と裾野の拡がりが確実に拡大しているため、遮蔽安全解析においても、あと、数年で、いまの臨界安全解析並みの普及を遂げるものと推察されます("水戸"主催の学術セミナーに参加すると以上の言葉の意味が的確に理解できるようになります)。

2008-08-14 10:57:35 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-現代技術の課題のひとつは熱効率の向上-

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桜井淳所長に拠れば(大学経済学部学生への特別講義)、現代技術の課題のひとつは、あらゆる機器に対して、熱効率の向上に向けられていますが、発電技術では、軽水炉33%、LNG火力43%(東京電力川崎火力1,2号機)、特に、LNGガスタービン複合サイクル50%(東京電力横浜火力6,7号機)となっており、50%という値は、エンジニアの見果てぬ夢とさえ言われてきましたが、なお、効率向上のための高温技術・高温材料の開発が進められており、改めて考えてみると、軽水炉の33%というのは、あまり良くないように受け止められ、なぜ、向上できないかと言うと、技術的に難しい問題に遭遇し、具体的には、原子炉温度を上げるには、原子炉圧力を上げる必要があるため、配管破断にともなう冷却材喪失事故(Loss of Coolant Accident ; LOCA)への安全性の配慮から(新鋭火力は、燃料供給を止めれば、発熱源がなくなるため、温度・圧力を高くしても安全上の問題は少ない)、単純に原子炉圧力を上られないという事情が有り、そのままになっていますが、世界では、東大の岡芳明教授が、温度・圧力を上げた直接サイクルの臨界圧軽水炉の工学基礎研究に取り組んでおり、実用化に結び付くか否か、現段階では、断言できないものの、軽水炉の熱効率を40-45%と、新鋭火力並みに向上できる可能性もあります。
2008-08-13 22:26:15 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-南ア連邦の商用発電炉(小型高温ガス炉PBMR)の特徴-

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桜井淳所長に拠れば、これまで、米国でも、軽水炉だけでなく、LWGR(Light Water Cooled Graphite Moderated Reactor)のN炉原子力発電所(電気出力86万kW)やHTGR(High Temperature Gas-cooled Reactor)のフォート・セイント・ブレイン原子力発電所(電気出力34.2万kW)が運転されましたが(現在、廃炉)、わき道の技術と位置付けられ、英仏においても、ガス炉や改良ガス炉は、技術の世界の流れからして、また、経済性からして、時代遅れと位置付けられ、米国型軽水炉に路線転換しましたが、南ア連邦は、軽水炉路線(クバーグ原子力発電所、PWR,2基、 各96.5万kW)の他、独国の改良ガス炉実験炉AVRと高温ガス炉原型炉THTR-300(電気出力30万kW)の技術を基にした小型高温ガス炉PBMR(Pebble Bed Modular Reactor)の開発をしており、電気出力は、16.5万kWと低いですが、原子炉出口ヘリウム冷却材温度が900℃と高く、しかも、直接ガスタービンサイクルのため、熱効率が40%以上、ウラン濃縮度9.6w%、燃焼度92000MWD/T(軽水炉の燃焼度は、PWRとBWRでいくぶん異なりますが、約33000MWD/Tで、高燃焼度化しても約50000MWD/T)、建設期間2年と、これまでにない特性を備えています。HTGRの熱効率の高さと固有の安全性(直径1mmの被覆燃料粒子を15000個まとめて黒鉛で覆ってテニスボールの大きさに固めた燃料球(ぺブル球、炉心には約45万個)のため、事故時放射能保持能力がきわめて高い)からして、今後、南ア連邦以外でも採用されるか否か、注目されています。
2008-08-13 21:08:11 stanford2008の投稿

セミナー参加者の条件(11)

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"水戸"と"カリフォルニア"では、定期的に学術セミナーを開催していますが、2001.9.11以降、危機管理のため、参加申込者を全員受け付けているわけではなく、特に、"水戸"では、桜井淳所長の意向を尊重し、最近、危機管理に加え、レクチャー内容の質を高めるため、それに対応できるようなマナーが良くて能力と意欲が高い申込者しか参加させず、質を高めるために徹底的に厳しく管理しており、歓迎すべきお客さんは、主に、伸び盛りで、将来性のある院生です。
2008-08-12 20:04:40 stanford2008の投稿

桜井淳所長の根源的な問いかけ、「歴史上、社会主義国は、存在したのか」

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桜井淳所長は、"水戸"スタッフに対し、よく、「歴史上、社会主義国は、存在したのか」なる根源的な問いかけをしますが、桜井所長に拠れば、この質問に、単純に、「存在した」と答える人は、何もわかっていないのであって、正解は、「社会主義国もどきものは、存在したが、本物の社会主義国は、存在しなかった」ということで、その評価の別れ目は、基本的な哲学にあり、「存在した」と認識している人は、歴史上のマルクス主義とレーニン主義・スターリン主義の区別のできない人だそうです。
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