北京パラリンピック・シッティングバレーボール女子日本代表に選ばれた朝野久美さん(21)=兵庫県新温泉町歌長=が二十八日、馬場雅人町長を表敬訪問した。朝野さんは「精いっぱい自分の力を出し切りたい」と健闘を誓った。
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馬場町長と握手して健闘を誓う朝野さん=28日、新温泉町役場
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シッティングバレーボールは、座ったままの状態で行う六人制のバレーボール。中学時代にバレーボール部に所属していたこともあり、「兵庫LSC」で昨春、シッティングバレーボールを始めた。
代表には全国から十二人が選ばれ、北京に向けた代表合宿も東京都内でスタート。「チームに良いまとまりが出てきた。勝つために良い方向に向かっている」という。
馬場町長は「世界の舞台に進むのはすごいこと。郷土の声援を背に頑張ってきてほしい」と激励。朝野さんは「不安でいっぱいだが、声をいっぱい出して周りを盛り上げたい。金メダルを狙いたい」と意気込みを語った。
パラリンピックには中国や米国、オランダなど計八チームが出場し、予選リーグと決勝トーナメントを戦う。日本代表は来月末に北京入りする予定で、初戦は九月七日のオランダ戦。町主催の壮行会も来月二十五日に計画されている。