家電メーカー・シャープのCSに対する取組みていうのは、どうよ?

 

前回 「老クレーマーの単身赴任日記」というブログにおいて本HPが紹介されており、サブタイトルも興味をそそる「算数ができない大学教授」だ。余程慶応に恨みがあるらしい、というより暇だったので最後まで読んだら「怨み骨髄」のご様子だ。残念なことに私は大学へは行ってないし、ましてや経済は得意な分野ではないので言われていることがよく分からない。ただ「計量経済学」が理解できれば彼の怒りも共有できそうな気がする。応援するといっても何をすれば良いのか皆目思いつかない。有名そうな方だから知らないのは私くらいなのかも知れないが私のブログをきっかけに慶応に対する悪いイメージを与えることができれば稲垣さんも喜んでくれると思う。”などと書いて下さっているので、私も部外者の目から見たシャープの顧客に対する「いい加減さ」、「横着さ」について書いてみて「老クレーマー」の応援をしたいと思います。

シャープというところは、割に面白い商品を出したりするメーカーですが、思い付きだけで、馬鹿にされるようなアイデアで、すぐに完了することも多いようです。

今までで一番印象に残っているのはビクターが最初のVHSのビデオ・レコーダーを出した時のことでした。当時はビデオと言えば、ソニーと決まっており、同じベーター陣営には東芝、三洋、NECがおり、これに対抗してビクターが親会社の松下を抱き込んでVHSを発売したのですが、松下だけだとソニーに勝てないというのでしょう、日立、三菱、シャープをもVHS陣営に引き入れたのです。
それ故、これらのメーカーは名乗りを上げたものの自社のみでは製造する準備が出来ておらず、どこもビクターのOEM製品になったのです。
スタイルも機能も全くビクターのものと変わっていず、つまり同じでした。ただ色のみがシルバー、であったり、ゴールド系であったりと、違って作られていたと記憶しています。
タイマーも別売りでしたが、フロントに内蔵出来るようになっており、ソニーのものと比べると小さくスマートに出来上がっていました。
VHS初代機
但し、内容はソニーのほうがUローディングのため、再生ボタンを押したら、すぐ絵が出たり、ピクチャーサーチが出来たり、カウンターもリアルタイムで表示されるなど一歩先を行っていました。
その頃は、どのレコーダーも再生、早送りなどのボタンはメカ式で勿論、ワイヤレス・リモコンなどはありません。
それ故テレビを録画中にコマーシャルを抜きたいなら、コマーシャルの始まりと同時に、ポーズ・ボタンを押さないといけないので結構つらいものがありました。
一番マシな方法はビデオ本体を録画しようとする人間の位置の傍に置いてセットしておくことでしょうが、テレビの下の台にセットしておくと、コマーシャルの度ごとに、ビデオのところまで跳んで行かなければならなかったわけです。

そこでシャープは、ビクター生産のOEM商品はどれも同じものなのですのに、本家のビクターにもない、ワイヤード・リモコンを独自に売り出しました。
それでは、シャープのレコーダーのみにワイヤード・リモコンの端子でもついているというのかというと、そうでは勿論ありません。
詳しくは昔のことなので忘れましたが(40年近い昔のことになると思います)、機械をビデオ本体にネジで締め付けて取り付けるようなものではなかったかと思います。
この機械からモーターで作動するような腕のようなものが出ていて、手元にあるワイヤード・リモコンを押すと、その腕が上下に動くのです。それに合わせてポーズ・ボタンも押され、動くのです。
ビデオ本体の操作ボタンはメカ式の扇風機のボタンのようでも、ピアノの鍵盤のようなものでもなく、上の写真でもわかりますように、ビデオの正面から「一時停止」とか「録画」とかの棒が前に突き出ているような感じのものでした(ピアノの鍵盤に、どちらかと言うと近かったでしょうか)。それを通常は指で押し下げるようにして使用するのです。

カセットは現在のレコーダーのように、正面から押し入れるフロント・ローディングではなく、正面の棒のようなイジェクト・ボタン(取り出しボタン)を押し下げると、上部にガバッとフタが開くような代物でした。丁度テープを使用するビデオカメラを横にしてフタの部分を上にしたような形状でした。

ところで、このリモコンはスイッチを入れると、その機械部の腕がポーズ・ボタンを押してくれるから、録画を休止することが出来るので便利なようですが、すぐに腕が上がり、また下がるというような動作を、米つきバッタのように繰り返すのですから、ポーズしたと思っても、すぐ解除してしまうのですから、役に立ちません。よほど素早くリモコンを操作しないと思いどうりにはいかない代物でした。今思い出しても笑ってしまいます。思い付きは良いのですが、いかにもシャープらしいものでした。

しかしビデオ・レコーダーのフロント・ローディングもシャープが最初に発売しました。但し正面からカセットを突っ込んで、それで終りというわけではなく、中に入ったカセットが下に降りて、テープがドラムに巻きつくように、更に一つのボタンを押す必要があり、ちょっと不細工なものでしたが、まもなく今のようなフロント・ローディングが各社から相次いで販売されるようになりました。

なおVHSはソニーなどのベーター方式を打ちのめしましたが、ソニーが同業他社に対して態度が、でかかったこと、及び最初からカセットの大きさをカッパ・ブックスと同じにするということで、基本設計が1時間ということにしたのが敗因でしょう。ビクターはこれからの録画は2時間は必要であるとし、カセットが先発のベーターのものより大きくなるにもかかわらず、基本設計を2時間としました。
勿論ソニーも2時間録画のできるベーターUモードで対抗しましたが、どうしても後手後手になり、ソニーが出したつまらない新聞広告のお陰で、ベーターが劣勢にあるのを、ビデオのことなど全く知らない人にまで知らせてしまうことになり、敗北しました。機能的には逆に、VHSはベーター方式に追いつくのに必死でした。
カセットの大きさにこだわるよりも、客が何を望んでいるかということを知り、実行することのほうが強いのです。
ベーターUモードではどうしても、かすかではありますが、画面の横に縦にノイズのスジが入るのも欠点でした。またベーター方式はハイファイ音声にすると画像に悪影響が出たりするので、ハイバンド化で逃げ切ろうとしましたが、結局敗北しました。

なおシャープは10年余り前のことだったと思いますが、1本のテープで同時に2番組を録画できるという面白いビデオデッキを発売しました。ダブル・チューナーは当然ですが、二つの3倍モードの19ミクロン・ヘッドで一番組、二つの幅広ヘッドで一番組を録画するというものでした。機械のことはよくわかりませんが、同時に二番組を録画する時は、標準モードでないと不可能でしょう。
勿論他機との互換性はありません。すぐに消えたと思います。思い付きは面白いのですが、長く続かないので迷惑をかけることになるのです。
冷蔵庫に電子レンヂがついたものもあったように記憶しています。今また「愛情ホット庫」なる保温器付きの冷蔵庫を販売しているようです。もっとも後者は冷凍庫としても、冷蔵庫としても使用できるようですが・・・。

ところで、日本では液晶と言えばシャープと言われるぐらい、知名度は高いですが、プラズマ・パネルを世界で最初にカラー化したのは、どこのメーカーか、ご存知でしょうか。それは富士通ゼネラルです。
結局お株は松下などに奪われてしまうことになるのですが・・・。

ゼネラルもなかなかアイデアに充ちたメーカーです。昔、高橋英樹がエアコンの広告に出ていてゼネラル・ミンミンなどと宣伝していて、あまり高級感もなく、経営的にも思わしくなく、富士通に助けてもらうことになるのですが、エアコンに限って言っても、昔はどこのメーカーも正面はスノコのような形状で、掃除も大変だったのですが、正面パネルが開けるようになって掃除がし易くなりましたが、これはゼネラルが最初だったと思います。また正面パネルが取り外せるようになって、パネルのみ水洗いしたり出来るようになり、掃除がとても楽になりました。これも最初に考案したのはゼネラルだったと記憶しています。

最近、お掃除ロボット・エアコンとして人気の高い自動エアコン・フィルター掃除機能付きエアコンも富士通が最初に世に出しました。
これまた松下に真似されて、本家は苦戦しているようです。松下というのは「マネシタ」と言われるほどで、他のメーカーによって発売されて、これは良さそうと思うと多額の広告費をつぎ込んで、派手に宣伝し、本家と思わせて発売し、消費者もナショナルが販売しているのだからと安心して購入するようになります。手堅くはありますが、ややキタナイ・メーカーですね
松下などは「10年手間無しエアコン」としてお掃除ロボット・エアコンを盛んに広告しているようですが、それなら10年間、そこの部分だけでも故障すれば無償修理すべきでありましょう。さもないと誇大広告になるのではないでしょうか。言ったもん勝ちという有様で、公正取引委員会は何をしているのでしょうね。最近はエアコンだけでなく、クリーナーなどでも各メーカーが使用しだしました。
まあ国が「100年安心年金」などとウソを言っている始末ですからね・・・。

なおゼネラルのエアコンは「ノクリア」の商標で知られていますが、これは何語で、どういう意味なのか、お分かりでしょうか。

じつはエアコンつまりAIRCONを逆さに読んだだけにすぎないのです。
なおシャープの名は創業者の早川徳次がシャープ・ペンシルの発明者でもあったからだということは、あまりにも有名ですが、「オムロン」というのは昔会社のあった京都の御室に由来しています。これは京都の人でもあまり知らないようです。

ところでゼネラルは昔は確か、「八欧電気」という名前の会社で、私の子供の頃の家のラジオは、近くの電気屋が持ってきたものと思いますが、勿論真空管式のものですが「八欧電気」と表示されていました。ダイヤルを回して選局するのではなく、押しボタンで選局するもので、当時としては、ちょっとおしゃれなものでした。

なお、このページは「なつかしの昔ばなし」をするためのものではありませんでしたね。
老クレーマーのために「シャープの”CS(CUSTOMER SATISFACTION 顧客満足)向上のための取組み”なるものが如何にいい加減なものだということを示すことでした。

改変されたシャープ冷蔵庫の仕様表

 

勿論私はシャープに勤務する者ではないわけですので、シャープの人間が何を考え、何をしているのかなど知るわけもありません。
ウソを書くわけにもいきませんし、福澤先生以来の実証精神に基づいたものでなければ、こちらの身が危ないわけです。
それでシャープの冷蔵庫のカタログを2部用意しました。
左の上のカタログは2006年の6月のもので、下は同年11月のものです。
どちらにも、勿論商品の型番や色や寸法、年間消費電力量などが書いてあります。

06年6月のシャープ冷蔵庫のカタログこの2部のカタログには、その他にも「最小必要設置スペース」なるものも当然記載されています。
小型の冷蔵庫は別として、350リットル以上のものはすべて横幅は両側に5ミリの空間、つまりスペースをとるよう図を使って表示しています。
冷蔵庫の上部は100ミリの、つまり10センチのスペースが必要とのことです(上の6月のカタログ)。

上に書いた「最小必要設置スペース」の分だけ黄色で冷蔵庫の図のまわりが着色されています。
奇妙なのは、「この黄色の部分は最小必要設置スペースで、年間消費電力量の測定条件での寸法とは異なります」と小さな字で但し書きがあることです。
さらに小さな字で「壁ぎわに設置される場合、各室ドアが十分開けられない時は、30ミリ以上のスペースをあけてください」とあります。
後の場合はドアが充分開けられないのですからともかく、前の部分はイカサマです。

06年11月のシャープ冷蔵庫のカタログこれは「最小必要設置スペース」を確保しても、表示されている「年間消費電力量」では収まらないということを示しています。

勿論、外気温によっても、内容量によっても、あるいは開け閉めの回数などによっても消費電力量が異なるのは当然ですが、それは所与のはずです。

わざわざこんな書き方をせず、「年間消費電力量の測定時は5ミリではなく、どれだけの寸法をあけて計算したものです」とは書けないものなのでしょうか。

それでは「最小必要設置スペース」というのは、何に対して最小必要といっているのでしょうか。冷蔵庫が壊れないために最低限必要なスペースなのでしょうか。

 

「シャープのお客様相談窓口」に尋ねてみることにしました。
女性の受け付けの方が電話口に出られました。声も美しく、応対も丁寧です。
消費者は「省エネ」を意識して電気代の安いものを求め、更に狭いキッチンに置ける冷蔵庫を捜しているのに、これではダブル・スタンダードではないのでしょうかと尋ねると、「しばらくお時間を頂けませんか、今詳しいものが席をはずしていますので」ということなので、私も出掛けるところなので後から電話しますということで、電話を切りました。この女性はNHKの米田さんのように、しつこくネチネチからんでこないので、こちらも気が楽です。

外出から帰って再度電話をしますと、男性が出てきて、年間消費電力量を測定する時は両端5ミリではなく5センチずつ離して測定するように決められているとのことです。それならそのように書いておかなければなりません。
横が5ミリでも離れていれば良い、というのは流し場に隣接しているような場合なら、あまり問題なく放熱するであろうことは容易に理解できるように思えますが、壁であったり、奥行きの深めの食器棚などの場合などであれば、放熱効果は悪く、電気代は高くつくでしょう。
お家によっては冷蔵庫を置く場所が決まっていて、はめ込むようになっているところもあるようです。

SJ−PV40Kの必要スペース・6月それでは「最小必要設置スペース」というのは何に対して最小というのでしょうか。壊れないために最低限必要なスペースなのでしょうか、再度この男性にも聞いてみました。
答えは「これだけ離していれば、冷蔵冷凍庫の機能が果たせるのだということだ」と言います。つまり冷凍庫がー18℃、冷蔵庫が4℃に冷えればよいのだそうです。
けれども「最小必要設置スペース」を確保してもカタログに表示している年間消費電力量では収まらないのでしょう?
一体この時は実際の消費電力量はいくらになるのですかと尋ねると答えられないのでした。

結局ダブル・スタンダードの件については歯切れが悪く納得のいく返事が貰えませんでした。「最小必要設置スペース」を確保した時の年間消費電力量がいくらなのかは不明なのです。

なお11月のカタログでは冷蔵庫の両端5ミリと上部5センチのスペースをとれば「最小必要設置スペース」を充たしていると書いてあるのですが、6月のカタログには上部は10センチと書いてあります。

冷蔵庫も進化して、より少ないスペースしか必要としなくなったのでしょうか。技術の発展は素晴らしいものがありますね。

ところが何と、新型が上部5SJ−PV40Kの最小スペース・11月センチでOKと書いてあるだけなら、機械オンチの私などは素直に冷蔵庫が進化して放熱効果が高まったと感心するところですが、良く見ると6月のカタログには上部最低10センチはスペースをとれと書いてある冷蔵庫と同一機種が11月のカタログでは5センチで良いと書いてあるではありませんか。
これは同じ型番の冷蔵庫、つまり同じ冷蔵庫の「最小必要設置スペース」が2部のカタログでは、相違することになるのです。つまりインチキなのです。
豚肉のミンチを牛肉のミンチとして販売しているようなものです。まさにミート・ホープなみの会社の体質です。

一例として「SJ−PV40K」の6月と11月の「最小必要設置スペース」を表示してある図も左に示しておきます。

それでそのように質問すると、答えられず週明けまでには、事業部に聞いておくとのことでした。これでは最小という言葉も信じられません。私などのような機械オンチな者にとっては、同じ商品の仕様が二つのカタログで異なるというようなことでしか相手とやりあうことはできません。

 

結局週明けに聞いた答えというのは、営業サイドより、他社が5センチと書いてあるのに、シャープだけが10センチと書いてあるのは甚だ不便だ、売りにくいと言うことで、突き上げがあったので、検査をしたら、5センチでも冷凍冷蔵庫の機能が果たせるのを確認したというのが冷蔵庫の事業部からの回答ですというのですからビックリです。
お客様相談窓口の男性社員もちょっと恥ずかしそうに答えていました。そういうことなら6月迄に確認して6月のカタログで、5センチのスペースで良いとしなかったのでしょうか。嘘つきは嫌ですね。勝手に改変をして、とぼけているのですから、これでは「白い恋人」の賞味期限が切れそうだ、これでは売りにくい。賞味期限を少し先に延ばしておこうというのと、あまり変わらないのではないでしょうか。

本当にいい加減なメーカーです。新型だけを上部5センチとし、以前からの機種は10センチとしておいたままなら、ばれなかっただろうに阿呆なメーカーです。

以前ご説明したことがありますように、NHKがワンセグ・テレビを説明する時に、外国人に「このワンセグ放送はNHKだけ?」と質問された時に、「いいえ民放もですよ」と答えていれば何も感じなかったのに、返答もしなっかったので、失礼な放送局だなあと腹を立て、視聴料を徴収するNHKの良いところを説明する番組でこんな不愉快な放送を流していたら、却って視聴者の反感をかうだけだ、悪賢い奴ならこんな場面は最初から流さないよと思っていたら、案の定、次の同様の内容の放送時には、この場面をカットしていたので、やっぱり悪い放送局だなあと妙な合点をした時と同じような気分になりました。

お客様のことなどこれっぽちも考えていないのです。
シャープの「老クレーマーさん、これで少しはシャープのCSに対する取組みのイメージが悪くなって、お慶びでしょうか。お役に立ちましたでしょうか」

以上はカタログより見た、シャープのイカサマでした。シャープ外部の、機械に弱い人間には、こんな程度のことしか書けませんが、お許しください。
今度は実際に私が体験したシャープの感想を書いてみましょう。

シャープの製品をあまり使用したことがないのですが、多分安かったからでしょうがDVDレコーダーを購入し使っておりました。他社のものを使用したことはないので、比較はできませんが、結構気に入って使っていました。

ハードデスクはビデオのようにテープを用意する必要もなく、気楽に録画して、見終わったら消去すればよいので本当に楽です。そのためか、それほど良いとも思えないものまで録画してしまいがちになります。あさましい私です。

ところがある時、録画をして再生しようとするとフリーズしてしまうようになりました。折角の番組がふいになり、しかし機械だから仕方ないかと諦めざるをえませんでした。それでもリセットして、その部分を消去し、予約録画をして再度使用しようと時刻を設定し直しましたが、同様に途中までしか録画されていず、またフリーズしてしまいます。何度か同様のことを繰り返しましたが、同じことです。

それでシャープに症状を説明しました。
するとハードデスクを初期化するように言われました。しかしそうは簡単にだまされません。というのはDVD-RWのメディアでも稀に或る個所で録画不能になることがあり、初期化したら新品になったように録画残時間2時間などと新品の時と同じように表示されるようになりますが、同じところで、やはり録画不能になるからです。
同様にハードデスクを初期化したら、新品のように見え、直ったと錯覚してしまいがちですが、不良個所まで使用するとまた録画できず、再生するとフリーズしてしまうでしょう。
それで結局修理を依頼する破目になるというわけですが、その時には既に保証期間を過ぎており、高い修理費を負担するというようなことになってしまうというわけです。

それで取り敢えず見に来てくれるよう頼みました。見に来ていただくに先立って、ハードデスクに録画されている番組をメディアにダビングするなど大変でした。不良個所までは正常に再生できるのですからダビングは可能なのです。
でも機械が変わったり、ハードデスクが変わったりするとダビングしたDVDはファイナライズしておかないと見られなくなるかもしれないと、理屈がわからないだけに大変でした。

たいしたものは録画していなかったのですが、去年の春で敗戦記念日の前だったので太平洋戦争についてなどの放送を多くしている時期でしたので、年をとって、暇ができたら見ようと、(もう充分年をとっていますよね)録画していたのです。サービス・マンはハードデスクを交換するのでレコーダーを持って帰って工場で修理をするとのことです。

古いパソコンに新しいハードデスクを換装するなら難しいこともあるでしょうが、決まったDVDレコーダーのハードデスクを、前のと同じハードデスクに交換するぐらい直ぐ出来そうなのにと多少不満でしたが仕方ありません。
10日ほどしたら「出来た」との連絡がありました。

本当にハードデスクを交換したのかなあ、初期化しただけではないんだろうなあ、と思いましたがわかりません。とりあえず直っているようなので、また使用し始めました。
通常電気製品を修理に出すと、部品を交換したら、古い部品を新しい部品の入っていた袋なり箱なりに入れて、交換の証しとして置いて帰るものではないでしょうか。その点が少し不満でした。
数日して気が付くとシャープの社長宛の葉書が置いてありました。サービス・マンが置いて帰ったものなのでしょう。
それには「サービスの内容は如何でしたか。サービスマンの態度はどうでしたか」などを記入するようになっていたと思います。それで今書いたように、古い部品を取り外して、間違いなく新しい部品をつけましたよというように証拠を残してほしい旨を書いて出しました。忘れていた頃修理サービスの方からお詫びの電話がありましたが、何をしてくれるというものではありません。

正確には覚えていませんが、修理後1ヶ月ぐらいで、また同じ症状の故障が起こりました。それでまた修理に来てもらうことになりました。またハードデスクに録画されている番組をメディアにダビングするのがまたまた厄介でした。そして今度は修理中の間、録画できるように何でも良いから1台貸してくれるように頼みました。丁度同じ機種の貸し出し品があったと置いていってくれました。

10日間ほど借りただけなのに、その間に私のDVDの場合と同じ症状の故障が起こりました。またもやDVDメディアにダビングをしなければならないのでうんざりしました。しかし修理品も戻ってきたことでもあるし、文句も言わず、我慢しました。サービス・マンはハードデスクを見せて、この通り交換しましたと、見せるものですから「有難う」と礼を言ったのでしたが、サービス・マンの帰った後にその辺に置いてあるものと思っていましたが、何処にもなく、見せただけとわかり気分を悪くしました。別に壊れたハードデスクを使用するわけでもないのですが不信感を持ちました。今回は社長宛の葉書も置いてありませんでした。

しかし1年前のことですから正確な間隔は覚えていませんが、また1,2ヶ月で同じ症状の故障が起きました。
サービス・センターにまた同じ故障が起こった旨伝えました。電話に出た方は「別の機種と交換しなければ」と言って下さったのに、来宅したサービス・マンは同機種の新しい機械がありました、とまたその欠陥機種を持参したのです。もうこの機種はメーカーにもありませんと言っていたのに、何処から調達してきたのでしょう。

実はあまりに同じ故障が起きるので、インターネットで型番を検索してみますと、それよりも1年ほど前に修理出来ないので、上位機種に交換してもらったなどというのが掲示板に出ており、なんか騙されたような気になりました。

多分、私の想像では機械に特別な欠陥などはなく、パーツとしてのハードデスクがもう無かったのではなかったかということです。ハードデスクの進歩は早いのです。
それで初期化を勧め、それで誤魔化せないケースに、不良のハードデスクを初期化して使いまわしていたのでしょう。ハードデスクがクラッシュするのは仕方のないことですが、これほど短期間に続けて起こるということは考えにくいものがあります。
結局デジタル放送に移行しつつある時期なので、同じような機能の機械がないということで、購入時の値段で返金してくれました。機械はお粗末でしたが、対応は格段悪いというわけではなかったように思います。しかし、こちらから返金や上位機種に交換するように要求したわけでも、恐喝したわけでもなく、メーカーのほうから「別の機種に交換しなければ」と言って下さっているのに、この欠陥品を無理に置いて帰ろうとしたサービスマンは感じが悪いでした。これを否定、拒否しようとすれば、悪徳慶応の理事にでもなったような、自分が悪党にでもなったような後ろめたい気持ちになりました。
何枚ものDVDをダビングし、ファイナライズするのは、うんざりで、迷惑しましたが、このサービスマンには「ご迷惑をお掛けしました」というような態度は一切感じられませんでした。

シャープの製品で良かったという記憶があるのはミニ・ディスクの出始めの頃、購入した、もう10数年以上前のことになるのでしょうか、ポータブルMDレコーダーで、今でも使用できるはずで、型番を見ましたがMD-MS100と書いてありますが、気に入って、一時よく使用しました。今は使用することはありませんが、LPレコードの音源をMDに変換したのでした。しかし充電池が大きいわりに、時間がもたず、持ち歩くには不便で、デッキのように使っていました。
しかしその後購入したMDプレーヤーはチャチで、すぐ壊れ、すぐ棄ててしまいました。その後購入したソニーのプレーヤーもチャチでしたが比較的しっかりしていて長く使用出来ました。しかしこういうモノは当たりはずれの問題でしょう。多分。


ところで冷蔵庫の「最小設置スペース」と「年間消費電力量」の間のあいまいな表示についてですが、私は公正な人間のつもりですので、他のメーカーについても調べてみることにしました。

FF石油暖房機の欠陥事故の場合も、古い機種であったにもかかわらず、テレビなどのCMを取りやめて、代わりにお詫びとリコールのお知らせを流し続け、また全国全家庭に同じ主旨の手紙を発送するという前代未聞の行動を起こし、やっぱり松下は違うと、下手な宣伝をするより皆に好印象を与えた松下から始めました。
欠陥を修理したにもかかわらず、犠牲者が出たのですから、当然と言えば当然ですが・・・。

ナショナルもシャープの場合とよく似たもので、各冷蔵庫の横に「据付必要寸法図」なるものが記入してあります。
そして冷蔵庫の両端5ミリ、上部5センチの空間にやはり黄色で着色してあります。
やはり奇妙な文言が書いてあります。
「黄色の部分は最小必要設置スペースで、年間消費電力量の測定条件とは異なります。設置条件により若干異なることがありますので、10mm程度余裕をとってください」

シャープの方は”「最小必要設置スペース」で、「年間消費電力量」の測定条件での寸法とは異なります。”となっていました。ほとんど同じことですが、シャープの方が陽表的に「寸法」と表示しているだけに、わかりやすいのではないかと思いました。ナショナルの場合も「最小必要設置スペース」を確保したからと言って、表示の年間消費電力量では収まらないということになります。

ナショナルの「お客様ご相談センター」の女性は「各冷蔵庫に対して表示されている年間消費電力量で収めるためには、どれだけの「設置スペース」を必要とするのかと尋ねても意味も理解できません。こちらもあまりにもアホ臭くなり、電話を切りました。
シャープの女性は、意味はすぐ理解してくださいましたが、具体的な数値をご存知なかったので、折り返しお返事させていただきますという対応でした。印象はずっとシャープのほうが上でした。
シャープの冷蔵庫事業部がアホなのです。

松下の食器洗い乾燥機の欠陥に対する顧客への応対について


松下電器からのお詫びとお願いですところで去年の11月頃、松下の食器洗い乾燥機の一部が欠陥で発火・発煙事故を起こす危険性があるということで、新聞などで取り上げられていました。
私の家で使用しているものと機種、製造番号とも合致しましたので、連絡して部品の交換をしていただかなくてはと思っていましたが、早々と連絡すると混んでいるだろうからと年が明けてしばらくしてから、<卓上型食器洗い乾燥機専用>というフリーダイヤル電話に連絡しました。最初に出た女性は「担当に代わります」と言って「担当」の女性と代わりました。

この女性に、事情を説明し品番を告げ、部品交換をしてくれるよう依頼しました。
驚いたことに、この女性は、こちらの名前と住所を聞いた後、「購入後5年ほど経っていますから有償になります」と言うのです。
それで、こちらも驚いてしまって、「今、食器洗い乾燥機の欠陥で無料で部品交換させていただきます」という広報をしてるでしょう?と言っても意味がわからないようです。
勿論、名前、住所、電話番号を聞いて訪問日を打ち合わせるだけなのでアルバイトで充分なのですが、これはちょっとひどすぎます。この件を忘れていても思い出すぐらいの人間を使用しなければならないでしょう。というよりそのように教育しておかなければならないでしょう。
欠陥事故専用のフリーダイヤルに電話をしている者に対して、「担当者」として電話にでているのでしょう。これはないで。
それで「責任者でなくてよいけれど、近くにいるもう少し上の人を出して」と言うと、たしか浜野という男性が出てきました。勿論無償でよいということは知っていました。品番は先のアルバイトらしき女性に伝えていたのですが、製造番号は言っていなかったので、念のため「今、食器洗い乾燥機は使用中なので、番号すべては見られないが頭2桁は鏡で見ましたので18であるのは間違いありません。去年の11月にも確認していますから間違いありません」と言いますと、浜野は「1Bということもありますからね」と馬鹿にしたように、勝ち誇ったように言うのです。ムカっとしましたが、「それではよろしくお願いします」と電話を切りました。

これで一件落着とガスコンロのところに行き、やかんで湯を沸かそうとしました。
すると電話が鳴りました。
出てみると、ナショナルからだと言います。先の女性とは違う女性です。「食器洗い乾燥機は水漏れするんでしたか」と言うのです。まったく何もわかっていません。何を聞いているのでしょうか。頭にきて浜野を電話に出させました。
「何を聞いているのか。さっき製造番号までをわざわざ教えてやっているのに、1Bということもありますからねなどとふざけたことを言いやがって。発火、発煙の危険性があるから、ご連絡をお願いしますと広報しているのはテメェの方だろうが」と怒鳴ってしまいました。水漏れ事故なら修理を頼むのに製造番号まで伝えないのは自明でしょう。
読者の方は何をそんなに怒っているのか、おわかりにならないでしょうが、食器洗い乾燥機の欠陥のお詫びとお願いという先にお示ししましたビラに欠陥機種の品番と製造番号が示してあり、それには

製造年月は製品背面のネームプレートの製造番号(9桁)でご確認いただけます。最初の数字(上1桁)が1のもの、または最初の2数字(上2桁)が21〜25のものが対象の製品です。

上1桁は製造西暦年、上2桁目は製造月を示しています。但し、10月はO、11月はN、12月はDです。例えば、左写真の製造番号251000190は2002年5月に製造されたことを示しています。

とあります。1年のうち、10月、11月、12月は2桁になるので月の英語表示の頭文字で代用しているということでしょう。18でなくて1Bになど、なるわけがないのです。
製造番号の由来など、もともと私が知るわけもないのです。実際上1桁が1のものはそれだけで欠陥商品とわかるのです。
テメェの方で配布しているビラで頭2桁で用は済むと書いているのでわざわざ教えてやっているのに「ふざけた野郎」です。アルバイト(多分)の女性もこんな野郎の下で働いているのですから、あのざまです。
あまりにも緊張感がありません。

誰でも勘違い、忘れ、チョンボはあり、情報もうまく伝わらなかったり、場合によっては意図的に意地悪されて、伝えられなかったりすることもありますが、ちょっと、この場合ひどいです。
自分の会社で欠陥商品を出し、これは或る程度やむを得ないことですが、それを使用していると伝えた消費者に対する態度でしょうか。

温厚な私が、頭にきて、湯を沸かしているのを忘れてしまって、やかんを空焼きしてしまいました。
そういえば最近松下の欠陥商品が多いですね。
電子レンジ、冷蔵庫、衣類乾燥機、マッサージ椅子、小型ガス湯沸かし器、それに森ビルのエレベーターのオーチス、事故のニュースをテレビで見ていたら、エレベーター内のオーチスの表示の上に確かパナソニックとありました。
マスコミの皆さんも、オーチス・エレベーターと表記せず、パナソニック・エレベーターとすれば、どうでしょう。
それに今度はリチウム充電池です。これは現行の商品であり、数も非常に多いので経営上の打撃も大きいことでしょう。
つい最近も今度は松下のリチウム電池工場そのものが火事で燃えてしまったということです。まさか火災保険でお金を貰おうとして、火を付けたのではないでしょうね。

私の家の食器洗い乾燥機は、それから数日後サービスのおじさんが来られて、部品を取り替えて下さいました。素人でも出来そうな簡単な作業でした。普通なら何の不満も生じない部品交換ですが、馬鹿な電話応対でメーカーのイメージが悪くなりました。

例のFF石油暖房機の件も、古い機械なのに、犠牲者が出たからといっても松下は良心的と考えておられる方も多いのかもしれませんが、実はこれに先立って、別の事故があったようにも聞きます。商売というのは本当に難しいですね。(この件についてはご自分でお調べになられると楽しいかも・・・)

三菱にも電話をしましたが、窓口の男性は「最小必要設置スペース」を空けていたら、表示されている電気代で済みますの一点張りでチョン。もしそうなら、他の会社と同様のいかがわしい但し書きなど必要ないでしょう。賢くない人が多いですねぇ。
三菱も昔、20年前か25年前かもはっきり記憶していませんが、FF石油暖房機で死亡事故を起こしました。1億円で示談で落着した翌日か数日後に新聞で大きく報道されてしまいました。そんなことを、つい思い出してしまいました。

三洋冷蔵庫のホーム・ページから引用三洋の場合、窓口の女性は両端5センチずつのスペースを空けて、測定したのが「年間消費電力量」だと知っていました。
三洋のホーム・ページでも、左のような図を載せており、良心的な感じがします。
しかし、本当は、これをカタログに書いておかねばならないでしょう。

とは言え、どのメーカーも2006年の春までは、冷蔵庫の両端を、それぞれ30センチ離した状態で、年間消費電力量を測定していたわけなのです。しかも奥行はたったの30センチだけを覆うだけで良かったのでした。これでは講堂にポツンと冷蔵庫を一台置いておくのと放熱効果の点では、あまり変わらないでしょう。

それが共産党の「赤旗」紙で、三菱の冷蔵庫を購入した読者から「電気代がカタログ表示とあまりにも違い過ぎる」という訴えがあり、「冷蔵庫のカタログの電気代表示には騙されるな」というキャンペーンによって、新しい測定方法に電気業界は変更せざるを得なくなったそうです。

年間電気代3000円〜4000円台といって販売していた冷蔵庫の実際の電気代は1万8000円ほどかかることもあったということです。「電気代が安くなるので是非お買い替えを」とか「地球にやさしい」という宣伝をしてきたわけですからイカサマ業界です。
今回、たまたまシャープのイカサマを取り上げていて、同一機種の冷蔵庫の「最小設置スペース」の数値がカタログによって異なるというイカサマを明らかにしたわけですが、それは勿論間違ってはいず、正しいのですが、それがキッカケとなって、業界全体が消費者を騙していたという事実を知ることが出来、皆さまにも、お知らせすることが出来たのです。既にご存知の方もいらっしゃるでしょうが・・・。

また国もいい加減です。8月25日の朝日新聞に
家電省エネ「見比べて」・・・環境省”買い替え促す新事業
なる記事が出ています。

「家庭で使っている家電商品と買い替えようとする省エネ製品を比べると、二酸化炭素(CO2)の排出量や電気料金などにどのくらいの差が出るかを目で見える形でわかりやすく示す事業に、環境省が来年度から乗り出す。省エネ効果に公的な「お墨付き」を与え買い替えを促す狙いだ。08年度政府予算の概算要求に5億円程度を盛り込む。
日本は京都議定書でCO2など温室効果ガスの排出量を08〜12年度に90年度比6%減らすことが義務づけられているが、家庭部門の排出量は36.7%増(05年度)と目標達成の障害となっている。
家庭部門対策の一つは省エネ家電の普及だが、初期費用がかかることや「古いものでも長く使いたい」という消費者心理もあり、節電性能が急速に高まっていても、買い替えは進んでいない。
新事業では、メーカー側の協力も得て、テレビやエアコン、冷蔵庫など十数品目で、どのくらいCO2排出量に差があり、省エネでお金が節約できるかを比べられるシステムを作り、店頭のほかインターネットなどで調べられるようにする」

笑わせるな、環境省。
冷蔵庫やエアコンなど、壊れて買い替えねばならない時など、長時間使用する製品なら、多少値段が高くても、省エネ度の高い製品を買うようにしようというのなら、確かに、その通りかもしれません。
しかし壊れてもいない製品と新しい省エネ製品を比べて、二酸化炭素の排出量や電気料金など表示して買い替えを促しても、あまり意味がありません。
まだ使用できる製品ならランニング・コストが多少高くても、使い続ける方が一般的には「地球にやさしい」でしょう。
と言いますのは、買い替えるとすれば、新しい製品を作るために、多くの資源が新たに必要となります。また、それを確保し加工するためには多くの電力などを使用し、当然多くの二酸化炭素を排出することになるわけです。
その上買い替えると、今まで使用してきた製品を廃棄する必要が生じます。つまりここでも二酸化炭素を排出することになるのです。
国は国民に「なるべく自家用車に乗らないようにしましょう」とか「用事のない人は、むやみに外出しないようにしましょう」と呼びかけた方がましです。しかし家にいても冷暖房費が必要ですが・・・。
「長生きをしないようにしましょう」と呼びかけても、皆が一度に死ぬと焼き場は混雑し、二酸化酸素の排出量は一時的に増加します。「子供は産まないようにしましょう。子供を産むとCO2が増えますよ」などと主張しても、そうすりゃ少子化で国を運営できないと言います。
人間が生きて行くということは、産業革命以後、地球が汚れていくというのとほぼ同義です。
石器時代なら、無事に出産される率は低く、病気になっても医学というようなものもなく早死にしたでしょう。感染症、伝染病が流行ると一たまりもありません。
また、他の獣に襲われたりして長生きは難しいことだったでしょう。獣も人間を食べて生きていたのです。動力もほとんど人力のみで、排出された二酸化炭素は植物が処理してくれていました。
こういう時代では、地球と人間は平和に共存することができたわけですが、現在人間は長生きするようになり、人口も増えました。日本でも、ついこのあいだ迄、人生50年と言っていたのに80年が普通です。
たいていの人は、快適な温湿度の場所で、適当においしく、健康的な食事をしたいでしょう。そうすれば多少は地球の環境は変化するでしょう。いくら省エネ製品を使っても昔と同じ地球ではありえないのは当然です。
トキが絶滅するというので、むきになって養殖しても自然には勝てません。同じことでしょう。

冷蔵庫の消費電力量というのは、確かに昔に比べれば少なくなっているでしょう。しかしその数値はあまり正確ではありません。わざわざ買い替えるなんて馬鹿げています。壊れるまで使用するようにしましょう。
省エネ、省エネと大きな声でワメイテいる奴ほど、大きな車に乗ってふんぞり返っているのが実情なのではないでしょうか。職業で運輸に携わっている人以外、車に乗るのを止めましょうというキャンペーンを国がするべきです、などと言うと、自動車産業が怒ります。どうしようもないのです。

環境省も買い替えを促すような事業に、税金を使用するような馬鹿なことをせず、商品のイカサマ表示を、チェックするようなことに税金を使用するようにすべきでしょう。

ところが、こんな時に内閣府は、所管する独立行政法人「国民生活センター」の業務について、製品の安全性などを調べる商品テストを大幅に外部委託し、消費者からの直接相談は廃止する方針を固めたと言います。
身近な製品による事故や悪質商法が相次ぐなか、業務縮小などすれば、消費者の視点からのチェック機能が働かなくなってしまいます。

商品テストは各地の消費生活センターの依頼や、消費者から寄せられた製品事故などに基づいて年間40〜50件実施し、食品や家電、日用品などあらゆる製品を対象に、欠陥や性能などを調べて事故原因を究明し、問題があれば業界や行政に改善を求めてきました。完璧とは言えないまでも、それなりの成果を上げてきたと思います。

委託先となる検査機関は日本品質保証機構や電気安全環境研究所、産業技術総合研究所、製品評価技術基盤機構(NITE)、各地の工業技術センターなどが想定されていると言います。けれども、これらの機関は企業の依頼を受けた検査が多く、業者が作成した仕様書に記されていないような想定外の扱い方をした場合に発生する問題点などを見つけられなくなる可能性があります。
構造計算書の偽装問題でも通常の検査では発見できなかったように、商品のチェックも結局、業界の言いなりになるだけでしょう。実際に商品を直接使用する消費者の声、意見を遮断してしまうのは本末転倒だと思います。

業務見直しは、政府が進める独立行政法人整理合理化計画の一環だということですが、おかしなことです。逆にチェック機能を充実するべきでしょう。

ところで地球温暖化によるメリットというのは、ないのでしょうか。
前に氷河が融けたり、南極の氷が融けたりして砂漠が緑の農地に変わるのではなかろうかなどと書いたことがあったと思うのですが、どうなんでしょうね。

ところで9月1日の朝日新聞には次のような記事が出ていました。

オゾンホールの広さ、過去2番目、南極の倍

環境省は31日、有害な紫外線を防ぐオゾン層が依然として減少傾向にあるとの報告書を公表した。南極上空でオゾンが破壊されてできた「オゾンホール」の面積は昨年9月、南極大陸の約2倍にあたる2929万平方キロとなり、過去2番目の大きさだった。
過去最大だったのは約3千万平方キロだった00年9月。昨年は南極付近の気温が低く、オゾンが破壊されやすい気象条件だったとみられる。
日本国内の観測地点でのオゾンの量は、79年に比べ1.7%減った。紫外線の量は90年代から増加傾向にあるものの、原因は気象条件などの影響と分析している。

素人にはわかりにくい記事です。この記事によれば、南極付近の気温が低いということと、気温が低いとオゾンが破壊されやすいということです。温暖化とは逆ですね。一方で地球温暖化は避けねばならないと言っておきながら、南極の温度が低いとオゾンが破壊されて、オゾンホールが広がるというのですから・・・。

つまり南極付近の気温が暖かくなると、とは言ってもずっと上空のことでしょうが、オゾンホールは小さくなり、皮膚癌や白内障などになりにくくなるというのです。
地球温暖化も満更捨てたものではないようです。

ところが実際は南極の気温は下がり続けているそうです。
と言うことは、同じ地球でも場所によっては、暖かくなっているところも、寒くなっているところもあるわけです。

温暖化が事実であれば、夏はエアコン代が大変ですが、その代わりに冬は暖房費がいりません。毎日がクールビズで衣服費もいらず、ハッピーです。とも読めるような気もします、素人には。

温暖化、温暖化と騒がれるのですが、今冬も北の国では豪雪のため、お年寄りが雪かきをするために屋根に登ったものの、転げ落ちて亡くなったとか、若者がいなくなった過疎地では雪かきをする人間がおらず、身動きも出来ないというような記事で満ち溢れていましたが、こういう地域の人たちは温暖化というのは有り難いことなのではないでしょうか。一体、地球のあるべき、最もふさわしい、あるいは望ましい気温というのは何度なのでしょうか。

オゾンホールの大きさは本当にフロンガスの増加によるものなのでしょうか。予測できない気象条件の変化によるであろうとしか言えない気がします。勿論フロンガスを垂れ流さないのは必要でシャープのように、リサイクル工場でボンベが足りないと言って大気中に放出するなどとんでもないことです。

温暖化というのは、それの主たる人間由来の原因は石油にあるわけですから、石油が枯渇すれば解決してしまいます。あとはほとんど原子力しかありません。そして大きな事故でもあれば人間、というより地球は壊滅してしまいます。

ところで冷蔵庫の件に話を戻しましょう。
日立や東芝の窓口の対応も同様に実にいい加減なものでした。

なお消費電力量の表示が実際と乖離していたのは経済産業省の制定するJISの測定方法が、「最小必要設置スペース」を充分広く取っているだけでなく、それよりも実は、大きな電力を消費する庫内温度補償用ヒーター、凍結防止用ヒーターのスイッチを切った状態にするなど「冷蔵庫の機能を果たせない」状態で測っていたためと言います。JISの測定方法がイカサマだったわけです。
このヒーターというのはよくわかりませんが、冷却板にこびりつく霜や氷を溶かすためのヒーターなのでしょうか。

こういうことは素人にはわかりっこないわけです。このHPを書くためにWEB上をさまよっていたら過去の「赤旗」のキャンペーンに行き当たったわけです。
「赤旗」のキャンペーンのおかげで、より実使用に近い測定方法に去年の春に代わったわけですのに、性懲りもなくどのメーカーも、まぎらわしい「最小必要設置スペース」を確保することで、カタログ表示の「年間消費電力量」で済むと思わせるようなカタログを作っています。
本来は、上の図のようなもので「年間消費電力量」を表示しなければならないでしょう。どのメーカーのカタログにもそうした説明はありません。

シャープが「好き勝手に改変した」インチキなカタログのために、シャープが一番悪いのは間違いありませんが、業界全体が「いかさま」であることが、明らかになったのです。意外にこうした事実は新聞などで記事になっていないような気がします。

こうした情報は「赤旗」以外の新聞社では広告収入に経営の大部分を依存しているため、出にくいわけです。「赤旗」の記事がいつも素晴らしいとは言いませんが、こういうこともあるのです。

(先日も、例の慶応卒業の社長の二転三転したウソで塗り固められた「赤福」の悪徳商法について、「週刊文春」、「週刊新潮」には記事が載っていない、それは両誌には「赤福」の大きな広告が継続的に掲載されるからだと「週刊現代」が指摘していました。しかし、こういうことはどこにでも見られることでしょう。社長のウソはとんでもない話ですが、学生時代の同期生である、和菓子屋の息子が、以前和菓子の売れ残ったものは餡を炊きなおして最中の餡として利用するのだと言っているのを聞いていました。多くの砂糖を使った餡は腐らないということでした。勿論限られた期間についてでしょうけれど・・・。これを聞いても、気持ち悪がり屋の私でさえも最中を平気で食べます。実際スーパーなどに展示してある安物の最中や餡菓子は消費期限も先の先になっています。また以前、慶応を除籍されて、しばらくブラブラしていた頃、黒田などとの電話録音をしたり、消費者連盟と打ち合わせたりと、就職するわけにもいかず、京都名物の「八つ橋屋」にごく短期間アルバイトをしたことがありますが、その会社では一番新しい商品、つまり餡入り生八つ橋を京都駅ビルの名産売り場に持って行くことにしていました。客からクレームが来ると、その売り場には出店出来なくなるからです。お客第一ではなく、得意先第一で、と言うよりは実際は自社の儲け第一だったわけです。次の日、出来立てを持参し、売れ残りを持ち帰り、京都の名所の数カ所にある自店舗に運び、そこで観光客に出来立てを装い、販売するのが常でした。それでも三、四日ほど売れ残ったものは、生八つ橋と餡に分け、新しい材料を追加して炊きなおし、新製品として再生するのでした。生八つ橋の部分は古いものの比率が高くなると具合が悪いので、最終的には琴の形をした八つ橋煎餅に変身させたのでした。これは40年ぐらい前のことですが、多分現在も同様な状態でしょう。現に最近も「おたべ」が謝罪広告を新聞に出しているのを見ました。過去の経験から学んだ生活の知恵として細々と、こうした製造を続けている分には、あまり問題はないでしょうが、「赤福」のように、あまりに広範囲に多くの店で、多量に販売するようになると、どうしても需給にアンバランスが生じるので報道されたような手口を使わざるを得ないでしょう。冷凍保存技術の進歩が目覚しいとは言え「作った日のものしか販売しない」というのは無理でしょう。いっそ、すべて冷凍し「自然解凍するだけで作りたての味」というキャッチフレイズで売り出せば良いでしょう)

話は随分横道にずれてしまいましたが、そういうわけで、省エネ商品への買い替えなどとんでもないことです。
2011年には普通なら充分使用できるテレビが捨てられる気配が濃厚です。これこそ地球にとって「やさしくない」愚行です。地デジに変換してしまうので、前にもお話しましたようにアナログテレビを使い続けようという人はデジタル対応のチューナーを買わねばなりません。それもテレビやビデオ1台に1つずつ必要です。1台ででも可能でしょうが、操作は複雑で、裏番組は録画できないでしょう。
おまけにアンテナも替える必要のあるお家もあるでしょう。地デジのアンテナが間に合わないところもあるようです。こういうところは衛星の電波を使うようです。これって昔、難視聴区域のためと言っていたBSの本来の姿ですね。

正直に商売しておれば、文句を言ったりすることもあまりなく、機械に故障はつきものだということだということで終ってしまうことが多いのですが、松下の修理受け付けの、揃いも揃った、ひどい、緊張感のない仕事振りにはあきれてしまいました。シャープの悪口を書いているつもりが、松下の悪口にもなってしまったようです。

しかし実際に被害を受けたのは「TOTO]のおつりです。これには一番腹が立ちます。

ところで話は変わりますが、catalogueの「当て字」もしくは「訳語」である「型録」というのは上手に出来ているとお思いになりませんか。昔の人は賢いですね。

なおご存知の方はお教え下さいませんか。
雷鳥というのがおりますね。これは日本語なのでしょうか。それともthunder bird の訳なのでしょうか。
以前気になって調べたことがあったように記憶しているのですが、雷鳥は比較的小さい鳥で、日本アルプスあたり(?)だったかの高い山に住んでおり、冬には雪に合わせて白くなり、夏は土に合わせて、茶色になるというらしいのですが、それなら何故、雷が名前の頭についているのでしょうか。稲妻のように早く飛ぶからなのでしょうか。なぜ雷という字がついているのか、わかりませんが、これは日本語でしょう。
それに反してthunder bird はアメリカで「雷雨を起こすと信じられた伝説上の巨大な鳥」だったと思います。

もし私の理解が大体あっていれば、JRよ、同じ区域の線路上を雷鳥とサンダー・バードを走らせるな。
同じものだと誤解され、教育に悪いではなかろうか。

なお北陸線の強姦事件が起こったからと言って、サンダー・バードなどの特急に女性専用列車を設けるとのことであるらしいのですが、女性でも、アベック、家族客、男女混合のグループ客などは勿論、一部の女性は利用しないでしょうから、混んでいるなら別ですが、ガラ空きの時は単身の女性客が疎らに座っているだけというのは、逆に怖い感じがします。例の強姦事件の犯人のような、えげつない奴は女性専用車でも平気で入って行くでしょう。
それよりも、わざわざ遠くの場所まで車掌を呼び出す緊急ボタンを押しに行かなくても、どの席からもボタンを押せるようにするほうが効果的でしょう。これを押すのにはそれほど勇気はいらないでしょう。犯人に誰がボタンを押したのかと知られることもないでしょうから。
そして各列車ごとに赤ランプがつき音も出るようにしておいたほうが効果があるでしょう。強姦魔も逃げるところもなく、飛び降りるしかないのですから、馬鹿なことはしないでしょう。
勿論イタズラ防止のためにも、犯人の場所を特定するためにも、どのボタンを押したのかが車掌には正確にわかるようにしなければならないでしょうが・・・。
関西空港に行く「はるか」という列車など何時見ても、一列車に数人の乗客で、あれが単身の女性だけだと考えれば、非常に怖いものがあります。
(また長期間走る列車にガラガラの女性列車があるのに、満員の男性用列車で、指定席を確保出来なかったお年寄りがグッタリしているのを見るのは気持ちの良いものではありません)

特急の女性専用列車などというのは、女性が一人で乗ると、「純情で、強い向学心の持ち主であった私が、辻村江太郎やその弟子の黒田昌裕のような悪党に、翻弄され、塾長の佐藤朔石川忠雄、研究科委員長の増井健一鈴木諒一会田義雄理事、辻村の盟友である小尾恵一郎、ゴロツキの白石孝などの巣食う慶応義塾大学院に放り込まれた時と同様なものとなり、非常に危険です。

(先日、石川忠雄が死亡しました。それのおかげでか、長い間更新しないままの、このHPのアクセス数もしばらくの間増加しました。辻村や黒田も早く死なんかいとも思うのですが、そうすれば、こちらも書くことが少なくなるように思われ、痛し痒しというところです)」

ラッシュ時の「女性専用列車」とは、ちょっと性格が異なります。

なお「老クレーマーの単身赴任日記」も最初の頃はシャープについての「内部告発」をすると書いてあったので、どういう内部資料を公開して、シャープの悪徳商法を教えて下さるのか、期待しておりましたが、それもほとんど無しで、最近は息子さんのシャープへの就職も考えておられるご様子、ちょっとガッカリしました。
また2006年12月23日には私は性格的にもしつこいので「警察の裏金(捜査費)問題」を扱うのはこのブログの基本方針と決めた。
http://plaza.rakuten.co.jp/19510809/diary/200612230002/

とありましたが「警察の裏金問題」などというのは特別のルートで内部資料、証拠を入手できないと無理と思います。事実そうしたことに触れられることはありませんでした。
結局内部告発というのは同じ部署ではたらく同僚がだらしなかったということらしく、会社側も軽くあしらっているようです。
私の慶応に対する告発も、慶応には軽くあしらわれているようですが、しつこくやるつもりです。でも、ちょっと「老クレーマー」の場合と種類が違うようです。
「老クレーマー」も最近では自社の液晶テレビを進んで購入されているようですから、それぐらいで良いのではないでしょうか。

「老クレーマー」には家族もおありのことですから、家族の迷惑や悲しみに反してまで、シャープの公益に反する行いを内部告発するよう無理強いするつもりはありませんが、それなら「仮に警視総監が現場にいたら同じ事をしたのだろうか。私は会社では係長にもなれない落ちこぼれで肩書きからいうと宮本さんと同じようなものだ。しかし私が警察官で、宮本さんと同じ状況だったら恐らく同じように飛び込んだだろうと思う」という個所を取り消されたら如何でしょうか。
宮本巡査部長は自分の命のことも、家族のことも忘れ、何の損得も考えずに、女性を救助することのみを考えて亡くなられたのです。勿論深くお考えになっての行動だったのではないでしょう。夢中で飛び込んでしまわれたのでしょう。
そうした方と自分を同列に論じるのは、宮本巡査部長に少し失礼ではないでしょうか。素直に立派な方だと賞賛しておくだけのほうが良いと思います。
家族のことも忘れ、自分がクビになっても、シャープの製品の欠陥を知っていたなら、それに証拠書類をつけて公開するぐらいでないと宮本巡査部長と自分を同列に論じるのは、ちょっと厚かましいことです。とは言え「老クレーマー」は正義感も強く、個性的で愛すべき方だと思いますが・・・。まあ普通の日記になったようですね。最近は覗くこともめっきり少なくなりました。

ところでシャープの液晶テレビを生産する亀山工場で04年3月に全治約1カ月の労災事故が起きたのに、シャープの工場ではない場所で事故が発生したように偽った「労災とばし」の報告書が下請け会社によって作成され、労働基準監督署に提出されていたという事実が発覚したことがありましたね。けがをした男性は、多重な偽装請負のもとで働かされていました。この男性は作業台から転落、胸部骨折などの大怪我をしたのです。

三重県は亀山市にシャープの工場を誘致し、これには県と市の血税135億を一私企業に過ぎないシャープに補助金を与えたからなのですが、税収入が入ってくる、雇用が創出されると喜んでいるようですが、シャープの工場で働く人のうち、シャープの正規社員は、ほんの一握りに過ぎず、その内亀山に住んでいる人はそのまた一握りでしかないということです。また肝心の亀山の人の新規の雇用にはほとんど役に立っていないそうです。
実際に住むようになったのは3Kの職場で働く外国人と偽装請負で働くワーキングプアの人だけということだそうです。地元の雇用にはほとんど役に立っていないのが現状だと言います。こういう労働者は住民登録も移さないままの人も多いそうで、市民税もあまり入ってこないかもしれません。
いずれ関連企業も増えるかもしれませんが、どこもワーキングプアばかりでしょう。
県や市はそうした人たちに対する手当ても当然、覚悟しておかねばなりません。
また交通量が増加すれば、道路の整備などにも出費がかさむでしょう。

自分の工場で怪我をした作業員を別の会社で怪我をしたことにするなどという悪徳業者、金儲けのためには作業員のことなど知っちゃあ、いないという不届きな業者に利便を与えるようなことはするべきではありません。
なお三重県がシャープに補助金を出すにあたって、北川正恭前知事は「外国や他県との誘致競争」をあげていたのですが、実際には補助金支出が決定されるより以前の2001年11月には、シャープは既に亀山に工場用地を入手していたと言うのです。ややこしい話です。

続いて大阪府の堺市にもシャープの液晶パネル工場ができることに決まりました。大阪府と堺市が330億円の補助金を出すということで誘致したのです。確かに近くのボロビルの値段も高騰したとのことですが、今後どうなるかは、はっきりしないでしょう。
取らぬ狸の皮算用というわけですね。
ここもワーキング・プアばかりが増えそうな気もします。正社員でも、ぼやいています。以下のHPでシャープという会社の大体の雰囲気がわかります。多少幼稚ですが、おもしろいところもあります。

http://www.geocities.jp/sharper00002000/

正社員でもこのような環境ですから、偽装請負の人たちの置かれている状況などは容易に想像できます。
ひどい世の中になりました。
こういう気の毒な労働者のためにも、皆で知恵をしぼってなんとかしてあげないといけないと思います。ここを正さないと、少子化など止められないでしょう。こんな調子ですと、いずれ暴動でも起こりかねません。
給料は少ない、おまけにサービス残業だ。それゆえ年金保険料は払えない、きつい危険な労働なのに医療保険料を滞納せざるを得ない、という有様で、夢も持てないという現実です。

環境省にもこうした下劣な会社のお先棒をかついで省エネ製品に買い替えようなどという馬鹿げた運動をするなと忠告しておきたい。
シャープの液晶テレビも欠陥が多く、これは「老クレーマー」も内部の人間として明らかになさっています。
今やっと製品性能が安定してきたというところでしょうが、買い替えなどということは環境省がでしゃばることではなく、市場に任せれば良いことです。液晶テレビもシャープが頑張って実用化に弾みがついたのは事実でしょうが、現在どのメーカーも遜色のない製品を販売しています。

私も故障の多かったシャープのDVDレコーダーには懲りましたが、次のDVDレコーダーは再びシャープを購入してしまいました。多分安かったからでしょう。DVDの方式もどうせ直ぐに次のものに変わるでしょうから、こんなものでよいでしょう。それなりに便利に使っています。国も労働者の所得も増加させないような政策をとっておきながら、買い替えなどよく勧められるものです。

見せかけの省エネ、効率化などより、今本当に困っている人たちへの援助の方がずっと大事です。

シャープ以外でも、松下、東芝、キヤノン、三菱、トヨタなどのような企業はどこも「偽装請負」という形態で労働者を使い、莫大な収益を上げています。ところが収益のほとんどを、ほんの一握りの人間のみしか手にしていません。
非正規の労働者を最低の給料で使い、いつでもクビを切れるようにしようとするわけです。
景気の動向に対する調節弁として、労働者の流動性を確保しようという意図は理解できますが、法令遵守でなければなりません。

今、世の中で一番評判の悪いキヤノンの会長で、経団連の御手洗冨士夫会長は労働者から搾取することしか考えていない男ですが、学生を成績や論文で評価し、入社時から給料に格差をつける仕組みの導入を提案しているとのことです。
何という嫌な奴かと思って、同じ記事の続きで、こいつの履歴を見ると、中央大学の法学部を卒業し、司法試験にも合格することが出来ず、親類の、多分叔父の勤務するキヤノンにコネで就職させてもらったというのです。この叔父は創業者一族と知人で創業者グループの一員だったということです。

それなら普通の人間なら、「学歴など問題ではないよ。過去に挫折したことがあっても一所懸命に頑張れば、社長にも会長にもなれるよ、俺でも会長になれたんだぜ」と若い社員に夢を持たせるのが普通ですのに、嫌な奴ですね。実行を教唆するわけでは勿論ないのですが、こいつが暴漢に刺されて血だらけになっているのを、最近よく夢で見ます。
学生の成績で何がわかるねん。本当に立派な論文と言っても、それを理解出来る者もあまりいないでしょう。
こいつは出来が悪い、嫌だと思ったら採用しなければいいのです。
こんな男が経団連の会長であり、あの評判の悪い「私のしごと館」支援協議会会長なのですから、笑ってしまいます。
なお、この叔父は創業者ではなく、もともとは医者であったらしく、週刊現代10月20日号によれば、京都帝国大学医学部に「肺刺激性瓦斯ノ妊娠ニ及ボス影響ニ関スル実験的研究」という恐ろしげなる論文を提出した産婦人科医で、キヤノンの初代社長となる御手洗毅という男だそうですが、この男は戦時中、中国で多くの中国人やロシア人を生きているまま麻酔もしないで、切り刻んで人体実験をしたあの「七三一部隊」の石井四郎隊長と同じく、清野謙次を師とする兄弟弟子であったということです。

とは言え、御手洗冨士夫が人体実験をしたわけでなく、この点に関しては何の責任もありません。ただ本当の会社の創業者の名前を隠そうとする傾向が御手洗一族にはあるということです。まあ、そのようなことは珍しいことではありません。

ところで中央大学も慶応大学も同程度の大学だったのでしょう。
ただし司法試験にかんしては中央大学の方が実績があったように記憶しています。司法試験に合格したものが言うのなら、まだしも「落ちてコネで入社した者」が何を言うねん。

また慶応では辻村江太郎という教師をはじめ、大抵の教師自体が「限界効用」も理解していなかったのが実態でした。またこんな辻村江太郎という教師が経済学会の会長になったりで恐れ入る次第です。辻村のような男が仮に入社する時はその論文を見て、どういう評価をするつもりなのであろうか。今年の文化功労者というのが、数日前に発表されましたが、辻村程度のランクかとアホらしく思えます。

なお、大学は企業に行くための予備校ではないのです。
それにしても、大学を選びさえしないなら誰でも大学に入れる時代だそうです。大学も大学生も多すぎです。
そこそこ出来る者は試験に受かれば国立なり公立の大学に安い授業料で入れるということにすればよいでしょう。
今の時代「私立大学」など不要でしょう。勿論「私立大学」を経営するのは自由ですが、血税まで投入してやる必要はないでしょう。
私の家の近くに昔、立命館中学校、高校があったように記憶していますが、その後住宅の展示場になっていましたが、最近いつの間にやら立命館の小学校になっています。
昔は「リッチャン」と呼んでいたのですが、この小学校には壁に確か「Rits」(リッツと読むのでしょうか)と書いてあります。「リッチャン」が「リッツ」となっても変わり映えしませんね。
この小学校では、給食は大津のプリンスホテルで作るのだと聞いたことがありますが、アホボンが少しましな昼飯を食っても、似合わないと思います。うまい料理を子供に食べさせたいのなら、母親が作ってやれば良いでしょうし、たまには良い料亭やレストランに連れて行けばよいのです。給食につられて子供を入学させる親の顔が見たいものです。
公立の小学校で充分でしょう。皆がどんなものを食べているかということを知ることが大事なのです。
どこの大学も少子化のため、学生を確保するために子供の時から争奪戦をするようになりました。それはそれで良いと思います。
その代わり、国庫助成金などは一切なしにすれば良いのです。

高い授業料を払っても行きたいと思う志望者が多く、経営が成り立てば、それは結構なことです。本来「私立」というのはそうしたものでなければなりません。昔、慶応義塾は京都にも分校を創り、京都の学生を集めようとしましたが、失敗しました。京都大学、同志社大学、立命館大学などがあるのに学生が集まるわけありません。半年余りで廃止ということになりました。
今、京都府庁の傍に慶応敗戦の碑が残っています。
慶応義塾はこれに先立って、大阪や徳島にも分校を設けていますが、いずれも成功せず、引き上げています。

慶応も高い授業料を取っても、学生が来てくれるなら授業料を上げて、「独立自尊」で経営すれば良いことです。
「多額の血税」を助成金として受け取りながら、不正行為を行ったままで、正すこともしようとしないので糾弾しているのです。
法科大学院なども、前もって、試験問題を教えてもらえるのですから、アホボンは、こぞって入学試験を受けるようにしましょう。そうした学生にはいい法科大学院ですよ。しかし下手をすると、二度と試験を受けられないような破目に陥るかもしれません。それにしても慶応も学生獲得のため、色んな手を考えるものです。

ところでグローバル化ということで、中国の人並みにしか給料が貰えないなら、する仕事もグローバル化で中国の人並みにしておけばよいのではないでしょうか。故意に不良品を作ったらいけませんが、無意識の内に、誰がやったかわからないように不良品を作ってしまい会社に損害を与えるぐらいは楽しいのではないでしょうか。悪徳企業ではそのぐらいのことを、し続けなければ作業員の待遇は改善されません。第一不満を持ったまま、仕事をしても精神状態に良いわけがありません。待遇にあった仕事をしましょう。
グローバル化ということで、賃金が下がるというのなら、多少は理解できなくはないのですが、一部の人間の取り分は、それとは逆に、ぐっと上がっています。いわゆる格差問題です。格差がまったくないというのも不自然ですが、まじめに働いたら、ほどほどの生活ができるようには、してあげる義務が会社を経営する者にはあります。

先の松下の浜野などはヒョットして偽装請負で働かされているのではないでしょうか。
そして既に、上で述べた働き方を実践しているのではないでしょうか。そのように理解すれば、浜野も多分バイトの女性も松下の信用を亡くすことばかりを言っておりました。・・・納得。

無理に補助金を使ってまでして、悪徳企業を日本に引き止めなくても、外国に放り出せばいいのです。
中国の人たちも今後ますます、より高い賃金を求めてくるでありましょうから、中国などに工場を作るのはリスクの大きいことになるでしょう。ですから外国に放り出せばよいのです。貴重な血税から私企業に補助金まで与え、その補助金を受け取った企業は労働者から、とことん搾取しまくる始末です。競争の原理、市場の原理というのがもともと中途半端な概念です。
銀行の不良債権に公的資金を投入せずに、放任しておいた方が合理的だったような気がしないでもありません。徳政令や廃藩置県、農地解放のように、一度また世の中をリセットした方が良いと思えるような気がしないではありません。

なおシャープに対する補助金は何年にも分割して与えるわけですが、悪徳慶応に対する国庫助成金は毎年100億円以上ということですから、私立の大学に対して何故そこまでする必要があるのか不可思議なことです。

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