今週のお役立ち情報
【知っ得!虎の巻】非力な性能のパソコンを快適に動かすには
2008年06月10日10時00分 / 提供:ITライフハック
Windows XPはService Pack3も公開され、より熟成されたOSになった。Windows Vistaへの買い替えを少し控えて、今使っているパソコンを使い続けようと考えている人も多いだろう。しかし、OSはより安定したものの、Windows XPが登場した頃に購入したパソコン、あるいは最近話題の一部の低価格なノートパソコンは、スペック的に非力なのも事実だ。このようなパソコンを利用している場合、動作にストレスを感じている人も少なくないだろう。
デスクトップパソコンであれば、メモリの増設やグラフィックカードの交換など、ハードウェア的な追加・変更で解決する方法もあるが、それなりの費用がかかる。また、ノートパソコンの場合は、増設が難しいこともある。
このようなときに試したいのが、[視覚効果]の設定だ。Windows XPには、より快適に利用できるようにするための視覚効果の機能があるが、これがパフォーマンス低下の要因になっている場合もある。
例えば、開いているウィンドウの位置をドラッグして移動するときに、ウィンドウ内に表示される内容は常に見えている。このとき、移動する方向に画面を書き変えながら表示を行っている。この機能をオフにし、中身を表示せずに枠だけを移動して、ドロップしたときに再表示するようにするように設定することで、表示に使われるメモリの消費も抑えることができ、それだけパフォーマンスの向上が期待できる。
そこで今回は、非力なパソコンを快適に動かすためのテクニックを紹介しよう。
■知っ得 No.0051 視覚効果を設定してパフォーマンスを向上させよう
Windows XPでは、アイコンやポインタに影をつけたり、表示をスライドまたはアニメーションさせたりするなど、視覚的な効果を与える機能が利用できる。これらの効果は見ためが楽しくなる反面、スペックの低いパソコンではこの機能がパフォーマンスの足を引っぱることがある。
とくにメモリ搭載量の少ないパソコンでは、これらの視覚効果をオフにすることでCPUの負荷を軽減でき、パフォーマンスの向上が期待できる。
設定は簡単で、[パフォーマンスオプション]ダイアログボックスの[視覚効果]タブで、4種類の設定から選べる。
設定の種類は以下の通りだ。
・[コンピュータに応じて最適なものを自動的に選択する]
コンピュータのスペックにあわせて、自動的に視覚効果の項目のオン/オフが振り分けられる。初期設定では、この設定になっている。
・[デザインを優先する]
すべての視覚効果がオンになる。見た目の効果をフルに楽しめるが、スペックの低いパソコンではパフォーマンスが低下することがある。
・[パフォーマンス優先]
すべての視覚効果がオフになる。見た目は、以前のWindows 2000のようなデザインになり、見た目はシンプルになるがパフォーマンスは向上する。
・[カスタム]
視覚効果の各項目を手動でオン/オフできる。自分の好みに合わせて視覚効果を設定することが可能。
[スタート]メニューから[コントロールパネル]を選択し、コントロールパネルから[パフォーマンスとメンテナンス]をクリックする(画面1)。[システム]をクリックする(画面2)。
表示される[システムのプロパティ]ダイアログボックスから[詳細設定]タブを選択し、パフォーマンスの項目にある[設定]ボタンをクリックする(画面3)。
デザインとパフォーマンスの設定を行う。動作パフォーマンスを軽くするには、[パフォーマンスを優先する]に設定し、[OK]ボタンをクリックする(画面4)。すべての視覚効果の機能がオフになり、シンプルな画面になる。画面は、ウィンドウを移動しているところ(画面5)。
そのほかにハードウェアの変更なしでパフォーマンスを向上させる手段としては、ハードディスクの最適化がある。古いパソコンの中にはハードティスクの性能が低いものも多く、さらにデータが断片化するとアクセスに時間がかかりパフォーマンス低下の要因になる。ハードディスクの最適化については、「【知っ得!虎の巻】ソフトの起動が遅くなった? ハードディスクを最適化しよう」で紹介しているので、こちらも試してみるといいだろう。
今回のテクニックは、メモリの搭載量が少ないノートパソコンなどでは、意外と効果のある設定なので、動作にストレスを感じている人は試してみるとよいだろう。
■こちらもオススメ!PC 最新ニュース
・アプリの動作が固まったら、どう対処する?
・アイコンを大きく表示して見やすくしたい
・より使いやすく!アイコンを見やすく整理整頓
・どうする?動画再生で音がでない
・【知っ得!虎の巻】バックナンバー一覧
編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
Copyright 2008 livedoor. All rights reserved.
デスクトップパソコンであれば、メモリの増設やグラフィックカードの交換など、ハードウェア的な追加・変更で解決する方法もあるが、それなりの費用がかかる。また、ノートパソコンの場合は、増設が難しいこともある。
このようなときに試したいのが、[視覚効果]の設定だ。Windows XPには、より快適に利用できるようにするための視覚効果の機能があるが、これがパフォーマンス低下の要因になっている場合もある。
例えば、開いているウィンドウの位置をドラッグして移動するときに、ウィンドウ内に表示される内容は常に見えている。このとき、移動する方向に画面を書き変えながら表示を行っている。この機能をオフにし、中身を表示せずに枠だけを移動して、ドロップしたときに再表示するようにするように設定することで、表示に使われるメモリの消費も抑えることができ、それだけパフォーマンスの向上が期待できる。
そこで今回は、非力なパソコンを快適に動かすためのテクニックを紹介しよう。
■知っ得 No.0051 視覚効果を設定してパフォーマンスを向上させよう
Windows XPでは、アイコンやポインタに影をつけたり、表示をスライドまたはアニメーションさせたりするなど、視覚的な効果を与える機能が利用できる。これらの効果は見ためが楽しくなる反面、スペックの低いパソコンではこの機能がパフォーマンスの足を引っぱることがある。
とくにメモリ搭載量の少ないパソコンでは、これらの視覚効果をオフにすることでCPUの負荷を軽減でき、パフォーマンスの向上が期待できる。
設定は簡単で、[パフォーマンスオプション]ダイアログボックスの[視覚効果]タブで、4種類の設定から選べる。
設定の種類は以下の通りだ。
・[コンピュータに応じて最適なものを自動的に選択する]
コンピュータのスペックにあわせて、自動的に視覚効果の項目のオン/オフが振り分けられる。初期設定では、この設定になっている。
・[デザインを優先する]
すべての視覚効果がオンになる。見た目の効果をフルに楽しめるが、スペックの低いパソコンではパフォーマンスが低下することがある。
・[パフォーマンス優先]
すべての視覚効果がオフになる。見た目は、以前のWindows 2000のようなデザインになり、見た目はシンプルになるがパフォーマンスは向上する。
・[カスタム]
視覚効果の各項目を手動でオン/オフできる。自分の好みに合わせて視覚効果を設定することが可能。
[スタート]メニューから[コントロールパネル]を選択し、コントロールパネルから[パフォーマンスとメンテナンス]をクリックする(画面1)。[システム]をクリックする(画面2)。
画面1[パフォーマンスとメンテナンス]をクリック | 画面2[システム]をクリック |
表示される[システムのプロパティ]ダイアログボックスから[詳細設定]タブを選択し、パフォーマンスの項目にある[設定]ボタンをクリックする(画面3)。
画面3 パフォーマンスの項目にある[設定]ボタンをクリック |
デザインとパフォーマンスの設定を行う。動作パフォーマンスを軽くするには、[パフォーマンスを優先する]に設定し、[OK]ボタンをクリックする(画面4)。すべての視覚効果の機能がオフになり、シンプルな画面になる。画面は、ウィンドウを移動しているところ(画面5)。
画面4[パフォーマンスを優先する]に設定し、[OK]ボタンをクリック | 画面5 ウィンドウを移動しているところ |
そのほかにハードウェアの変更なしでパフォーマンスを向上させる手段としては、ハードディスクの最適化がある。古いパソコンの中にはハードティスクの性能が低いものも多く、さらにデータが断片化するとアクセスに時間がかかりパフォーマンス低下の要因になる。ハードディスクの最適化については、「【知っ得!虎の巻】ソフトの起動が遅くなった? ハードディスクを最適化しよう」で紹介しているので、こちらも試してみるといいだろう。
今回のテクニックは、メモリの搭載量が少ないノートパソコンなどでは、意外と効果のある設定なので、動作にストレスを感じている人は試してみるとよいだろう。
■こちらもオススメ!PC 最新ニュース
・アプリの動作が固まったら、どう対処する?
・アイコンを大きく表示して見やすくしたい
・より使いやすく!アイコンを見やすく整理整頓
・どうする?動画再生で音がでない
・【知っ得!虎の巻】バックナンバー一覧
編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
Copyright 2008 livedoor. All rights reserved.
|
|
|
|
コメントするにはログインが必要です
Ads by Google
前後の記事
- 【ノートPC新モデルレポート Vol.1】ポータブルなホームシアターPCで市場に切り込む――日本エイサー代表取締役ボブ・セン氏
RBB TODAY 10日10時44分
- 【知っ得!虎の巻】非力な性能のパソコンを快適に動かすには
ITライフハック 10日10時00分
- 「言った言わない」が無くせるかもしれない吹き出し GIZMODO 09日17時00分
- [CNET Japan] NvidiaとAMD、USB 3.0仕様をめぐりインテルに対抗 CNET Japan 09日19時03分
- もうすぐAppleのWWDC 2008開催!実況が見たい人はここを見ろ! デジタルマガジン 09日23時26分
ITアクセスランキング
- 1
- ソニー「VAIO」CMにMacユーザー起用 ゲンダイネット 14日10時00分
(9)
- 2
- ドコモCM中止!野口欠場ショックで波紋 スポーツ報知 14日08時15分
- 3
- 【トレビアンGAME】DS用同人アダルトゲームが発売中止! 製作サークルは任天堂にブチギレ
トレビアンニュース 13日11時45分
(10)
- 4
- パソコンの裏技・神業を一挙紹介! 知っ得!虎の巻 上半期の総まとめ【'08 夏特集】
ITライフハック 14日10時00分
- 5
- グルジアのフィギュアスケート代表、エレーネ・ゲデバニシビリ選手の写真7枚 デジタルマガジン 14日08時00分
(2)
- 6
- Vistaへの乗り換え、早ければ早いほど安全? セキュリティ魂 上半期の総まとめ【'08 夏特集】 ITライフハック 13日10時00分
- 7
- 3年後に迫るシステム開発大変革…SEは生き残れるか
livedoor キャリア 14日11時00分
- 8
- アダルト版YouTubeにも捜査の魔の手…著作権侵害ポルノに損害賠償! GIZMODO 13日19時00分
- 9
- iPhone 3Gは本当の黒船!世界のケータイ文化を日本に連れてくる【世界のモバイル】
ITライフハック 14日10時00分
(1)
- 10
- 低価格ノートパソコンが空前のブーム、年内にシェア5割達成へ GIGAZINE 12日12時09分
(1)
注目の情報
アメックスのカードは充実した人生を、心から楽しむ人の一枚。
旅や日常に存在するストレスや手間を取り除いてくれる心強い
サービスたちが、このうえない心地よさを届けてくれます。
あなたの世界が広がっていく。