14日午前8時ごろ、広島市南区黄金山(おうごんざん)町にある中国放送(本社・同市中区)の送信所「RCC広島テレビジョン放送局」1階配電室で「煙がくすぶっている」と119番通報があった。配電盤やケーブルが燃え、午前9時ごろから約2時間、テレビのアナログ放送が県内全域で中断。同放送に視聴者からの苦情が相次いだ。けが人はなかった。
県警広島南署などの調べでは、配電室に三つある避雷器の一つに負荷が異常にかかっていた。広島地方気象台によると、県内には13日午後から雷注意報が発令されており、14日未明の落雷で出火したらしい。
黄金山(221メートル)はJR広島駅の南東約3キロ。送信所は山頂にある。【大沢瑞季、寺岡俊】
毎日新聞 2008年8月14日 11時03分(最終更新 8月14日 12時07分)