小学校侵入で元教諭が無罪主張 執行猶予中性的興味から児童の写真を撮影するため運動会開催中の小学校に侵入したとして、建造物侵入罪に問われた元小学校教諭渡辺敏郎被告(35)は14日、東京地裁(神田大助裁判官)の初公判で「罪悪感はあったが、性的興味で撮影したのではない。お祭り会場と同じつもりで入っただけで、立ち入りが禁じられているとは思わなかった」と述べ、無罪を主張した。 渡辺被告は、交通事故死した児童らの生前の写真をホームページに無断転載したなどとする著作権法違反と児童買春・ポルノ禁止法違反の罪で、東京地裁から昨年7月、懲役2年6月、保護観察付き執行猶予5年の判決を受けていた。 捜査段階で渡辺被告は事実関係を認め「ほかの2カ所の小学校にも無断で入って写真を撮った」と供述したという。 起訴状によると、渡辺被告は6月1日、自分の性的興味を満たす児童の写真を撮影する目的で、運動会が開かれていた東京都世田谷区の小学校内に侵入した。 渡辺被告は無断転載事件で逮捕後の昨年3月、懲戒免職となった。
【共同通信】
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