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■Vol.005:寺敷信昭(株式会社アーバンコーポレイション“Vital Design Project”リーダー) インタビュー今回の“マイスター”は、株式会社アーバンコーポレイションが行っている『Vital Design Project』のプロジェクトリーダーを務める寺敷信昭さん。 ■他にはない魂のあるデザイン「最初はデザインオフィスを、というオーダーだったんですよ。でもそれだったら、うちじゃなくてもいいじゃないか、と思ったんです。魂がないとつまらないじゃないか、と」 アーバンコーポレイションは、もともとオフィス、住宅を扱う不動産業だが、古い建物に手を入れ、再生し、街に活力を取り戻す“リバイタリゼーション(再活性化)”で広島から全国へと活躍の場を広げてきた会社だ。その新たなプロジェクトでは、“楽しいオフィスで人を元気に、街を元気に”をテーマに、新しいオフィスの形を模索している。 「うちの会社にしかできないことをやろうよと、仲間4人でデザインオフィスの計画を一旦白紙に戻して、アイデア出しから始めました。プランニングの途中で調べてみて驚いたんですが、実は働く人々の半数以上がオフィスに“リフレッシュ”や“リラックス”を求めていたんです」 と寺敷さん。そこが『Vital Design Project』のスタートだった。 ■技術に拘泥しない自由な発想どんなオフィスなら働く人は楽しくなるだろうか、元気になるだろうか、リラックスするのはどういうところなのか。膨大なアイデアを出してはボツにする作業を繰り返し、最終的には『ブレイン・ストーミング』『フレンドリー』『タイムリミット』『エモーション』の4つの会議室が生み出された。そこに結実した“人を元気にする”オフィスの形についての詳細は別に譲るとして、ここで“マイスター”こと寺敷さんに聞きたいのは“なぜこんなアイデアを思いつけたのか”だ。 「メンバーは最終的に6人になったんですが、アイデア出しのブレストに困ることはありませんでしたね。まず心掛けたのは、技術に拘泥しないことです。技術的に可能かどうかを考えてしまうと、そこで自由な発想が止まってしまいますよね」 例えば、ルーレットがあれば会議が活性化するんじゃないか、机が割れてしまえば会議は続かなくなっちゃうよね……そんな他愛もないアイデアからこのオフィスたちは生まれたのだ。 ■“考え方”を考える「僕たちが考えたのは、モノじゃなくて仕組みなんです。いや、もっと言えば“考え方”だったと思います」 何かを創造するというよりも、ガイドラインに沿った何かを生み出す作業自体が、ある考え方を提示する。それは「クリエイティブというよりもビジネスに近い」と寺敷さん。そんな考え方自体が、既に今のビジネスのパラダイムを超えている感がある。 ■仕事をする上で大切にしている2つの事「そう、だから何かと批判的な意見も多かった。でも、みんなが認めてくれるものをわざわざやる必要があるのかと。認めてくれる人もいる、反感をもつ人もいる。そういう仕事こそやる価値があるんじゃないかと思う。だから、何かと“波風立てること”が僕のモットーのひとつですね(笑)」 反対されない仕事をし続けるのは「安易でラク」と寺敷さん。確かに、安易な道を歩もうとする人に、『Vital Design Studio』のようなオフィスを生み出すことはできまい。 「あとは、成功するまで集中することと継続することが大切だと思っています。この(Vital Design Projectの)オフィスは、12月で一旦終了しますが、ここでプロジェクトが終了するわけじゃありませんから。結果をまとめて、検証して、プロジェクトの次の段階に進む。オフィスをたたんでも、まだまだ途中段階。先は長いです(笑)」 ■プロフィールてらしき・のぶあき……1974年広島生まれ。「人生最大の買い物と言われる家を扱ってみたかった」ことからアーバンコーポレイションに入社。営業から商品企画を経て、社内初の広報セクションの立ち上げを任され、現在に至る。「ゼロから作り上げるのが好きみたいです」と苦笑。
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