北京オリンピック、競泳200メートルバタフライで、13日、延岡市出身の松田丈志選手が、見事、銅メダルに輝きました。4年間の思いが込もった悲願のメダル獲得です。競泳200メートルバタフライ決勝。予選を2位で通過した松田選手は、5レーンでのスタート。松田選手は、前半の100メートルを3位で折り返し、後半に勝負をかけます。松田選手は、自身が持つ日本記録を1秒以上更新する1分52秒97でフィニッシュ。見事、銅メダルを獲得しました。オリンピックで初めて手にしたメダルです。(松田丈志選手)「(おめでとうございます)有難うございます。(いかがですか)不思議ですね。これが自分色のメダルですね。(久世コーチに)とにかく有難うといいたいのと、早くメダルをかけてやりたいと思います。」松田選手の出身地、延岡市では、特設会場に、大型テレビが用意され、スイミングクラブの後輩や市民約70人が集まりました。(市民は・・・)「今までずっと頑張ってきたのを見ているので我が子のように嬉しいです」「僕もバタフライが自分の種目なので丈志先輩のバタフライを見てどんどん早くなっていきたい」「またこの感動を4年後に味わいたいですね」(東国原知事)「夢と感動をありがとうと言いたい。県民の皆さんも誇りになったのではないでしょうか。県民栄誉賞とか当然視野に入ってくると思うのでその辺はこれから検討させていただきます。」自分色に輝くメダルを手に、誇らしげな松田選手。次は、15日に、1500メートル自由形に出場します。
民事再生法の適用を申請した県内最大手の建設会社、志多組は、13日、債権者に対する説明会を開きました。県内最大手の建設会社、志多組は、財務状態が悪化する中、取引企業が相次いで倒産したため、資金繰りに行き詰まり、約278億円の負債を抱えて、8月8日、東京地裁に、民事再生法の適用を申請しました。(清藤記者リポート)「これから、この会場で志多組の債権者に対する説明会が開かれます。会場を訪れる債権者は、かなりの数にのぼっていて志多組破たんの影響の大きさを物語っています」宮崎市で開かれた、13日の債権者説明会には、取引企業などの関係者600人余りが出席しました。説明会は、非公開で、関係者の話によりますと、冒頭、志多宏彦社長が、債権者に陳謝したあと、現在の財務状況や今後のスケジュールなどが説明されたということです。これに対し、債権者からは、「どうしてくれるんだ」、「債権者の気持ちをわかっているのか」などの意見が十数件出されたということですが、民事再生手続を始めることに対し、極端な反対意見は、出なかったということです。(説明会の出席者は)「ずいぶん(債権者は)お怒りになってましたね」「次の工事をやることについて確信的な保証をしなければ厳しいという意見が出た、下請け業者関係は。それでなければ再生は厳しいんじゃないですかね」(代理人・南賢一弁護士)「民事再生手続で(債権者に)返していくことに対して極端な反対はない。比較的、当然の意見をいただいた」志多組では、今後、弁済計画などを盛り込んだ再生計画案をまとめ、来年1月をめどに開かれる債権者集会で、同意を得たいとしています。債権者集会は、あす、東京でも開かれます。
お盆をふるさと宮崎で過ごそうと、県内でも、帰省ラッシュがピークを迎えました。このうち、宮崎空港では、東京や大阪からの便を中心に、終日、ほぼ満席となっています。到着ロビーには、お土産を抱えた帰省客が次々と降り立ち、家族と、久しぶりの再会を喜び合っていました。(帰省客)「仕事の休みもあんまりないので、とりあえずゆっくりのんびりしたいかな」「自然を見ながら、おいしい酒を飲みたい」航空各社によりますと、宮崎空港の帰省ラッシュは、14日まで続き、15日からは、Uターンが始まるということです。
13日はお盆の入りです。三股町梶山地区では、お盆のこの時期、民家に灯ろうが灯され、地区一帯が幻想的な雰囲気に包まれています。三股町梶山地区では、お盆の迎え火や送り火の代わりとして、灯ろうを飾っていて、今年は、約400戸の民家で灯されています。長さ約5メートルの竹竿には、赤や青など5つの灯ろうが飾られ、民家の入り口などに灯されています。幻想的な雰囲気の梶山盆灯ろうは、三股町梶山地区で、15日まで行なわれます。
昨年度、県内の小中学校で、不登校になった児童と生徒は、前の年度より、約70人増えたことが分かりました。文部科学省が行った学校基本調査によりますと、昨年度、県内の小中学校で不登校になった児童と生徒の数は、953人と、前の年度より68人増えました。ただ、不登校率は、小学校が0.2%、中学校が2.2%で、全国でも低い数値となっています。県教育委員会は、「すべて学校に対策委員会を設け、早い段階で対応しているのが、不登校率の低さを保っている要因ではないか」と話しています。一方、高校卒業後の進路については、大学や短大などへの進学率が、過去最高の42.2%となりましたが、全国では8番目の低さとなりました。逆に就職率は、33%と全国4番目の高さとなっています。
日南市の海岸で、アカウミガメの赤ちゃんが放流され、ふるさとに帰省中の家族連れなどを喜ばせました。これは、日南市立潮小学校の児童などでつくる「潮っ子ウミガメ隊」が行ったもので、13日は、学校のふ化場で育てた66匹の子ガメが放流されました。放流会には、ふるさとに帰省中の家族連れなども参加し、都会育ちの子どもたちが、子ガメの様子を珍しそうに見学していました。(子ども)「とてもかわいかった」(子ども)「小さいカメが一斉に飛び出すのに感動した」(親)「初めて見るので子どもも感動している」潮っ子ウミガメ隊は、ふるさとの海岸にアカウミガメが上陸するよう、環境保全活動に取り組んでいます。
13日午前、都農町の町道で、自転車に乗った、お年寄りの男性が、軽ワゴン車にはねられ、死亡しました。13日午前7時50分ごろ、都農町川北の町道で、近くに住む、無職、大喜多茂さん86歳が、自転車に乗って、自宅の車庫から出て来たところ、右側から走ってきた軽ワゴン車にはねられました。この事故で、大喜多さんは、頭などを強く打ち、病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。現場は、見通しの良い、片側1車線の直線道路で、警察では、軽ワゴン車を運転していた、40歳の男性から事情を聞くなどして、事故の原因を詳しく調べています。
JAC、日本エアコミューターとSNA、スカイネットアジア航空の機体に不具合が見つかり、13日、宮崎空港を発着する合わせて4便が欠航しました。JACでは、14日も、宮崎発着の2便が、欠航予定となっています。これは、12日、JAC、日本エアコミューターの機体エンジンに損傷が見つかったためで、13日、大阪・宮崎線の上下2便が欠航しました。この影響で、日本エアコミューターでは、14日も、大阪・宮崎線の上下2便が欠航予定となっています。また、SNA、スカイネットアジア航空でも機体の通信系統に異常が見つかり、宮崎・東京線の上下2便が欠航となっています。このため、約210人の乗客に影響が出ていて、SNAでは、他社便への振り替えや14日の便への振り替えを行っています。SNAについては、14日は、通常運行となる見込みだということです。
融資保証金名目で、新潟県内の男性から現金約150万円を騙し取ったとして、無職の男が詐欺の疑いで逮捕されました。捕まったのは、住所不定、無職、北田守人容疑者35歳です。警察の調べによりますと、北田容疑者は、平成16年6月上旬ごろ、すでに実刑判決を受けている仲間5人と共謀の上、金融会社を装い、新潟県内の当時53歳の会社役員の男性に融資を持ちかけるFAXを送りつけました。そして、融資を申し込んできた男性に「融資には保険料が必要」などとウソを言って、現金およそ150万円を騙し取った疑いです。北田容疑者は、事件後、逃亡していましたが、12日、東京で、警視庁の捜査員が発見、詐欺の疑いで逮捕しました。また、北田容疑者の共犯5人は、宮崎市内の男性の振り込め詐欺事件に使われた、通帳の売買に関与したなどとして、実刑判決を受けています。さらに、北田容疑者のグループは、これまでに6件約1500万円の振り込め詐欺を行っています。