日の丸を付けて躍動する選手にテレビ桟敷で胸が躍ります。六日目を迎えた北京五輪。十三日は星野仙一監督が率いる野球日本代表がキューバと初戦を戦います。プロの一線級をそろえ、悲願の金メダルに向けた戦いがいよいよ始まります。
星野監督の出身地・倉敷市では今夏、野球に注目が集まっています。
甲子園に十一年ぶりに出場した倉敷商は星野監督の母校です。初戦で佐賀商(佐賀)に快勝し、三回戦はくしくも日本代表と同じ十三日が試合日。強豪の常葉学園菊川(静岡)と対戦します。
小学生は岡山県学童軟式野球選手権を制した西浦少年野球が水戸市での全日本大会に、中学生は倉敷西が県中学野球選手権で準優勝し、中国大会にそれぞれ駒を進めました。社会人野球ではJFE西日本が福山、倉敷の両市代表として都市対抗で、東京ドーム初勝利を目指します。エースは倉敷工高出身の陶山大介選手です。
さらに、新たな野球大会も創設されます。中学生年代の硬式野球の倉敷国際少年野球大会。倉敷市と全日本少年硬式野球連盟が主催し二十三、二十四の両日開催されます。米国、韓国、台湾の外国勢と国内の地区選抜チームなど十六チームがトーナメントで戦います。
海外のパワー野球などに接するいい機会とあって関係者の期待も高まります。メーン会場は倉敷マスカットスタジアム。星野ジャパンではないですが、市章と日の丸を付けた倉敷勢の活躍が今から楽しみです。
何はともあれ今日は、「頑張れ星野ジャパン、勝ち進め倉敷商」です。(倉敷支社・河原聡)