教育現場で新聞を活用するNIE(教育に新聞を)の取り組みをテーマに県教職員を対象とした研修講座が12日、津市久居明神町の県久居庁舎であり毎日新聞中部本社報道センターの三岡昭博デスクが「新聞の役割」と題して講演した。
三岡デスクは、約30人の参加者に「いろいろな新聞が存在することで、社会全体で言論の自由が保障される」などと新聞の役割について話した。昨年秋まで政治部で勤務した経験から「首相の一日の動静を記したコーナーを読み解くと、首相の考えが浮かび上がることがある」と解説した。
続いて四日市市立塩浜中学の森田久教諭が「新聞を活用した授業」、セントヨゼフ女子学園中学高校の北川保講師が「NIEを通し、主体的な学習能力の向上」という題で発表や演習をした。【岡大介】
〔三重版〕
毎日新聞 2008年8月13日 地方版