財団法人の自動車検査登録情報協会(東京・中央)が13日発表した2008年3月末時点の世帯当たり自家用乗用車(軽自動車含む)の普及台数は前年比0.012台減の1.095台と、2年連続で減少した。若者の車離れに昨年来のガソリン高が追い打ちをかけ、新車販売が不振だったため。1世帯あたり1.1台を割り込む水準になったのは2002年以来。
08年3月末の世帯数は5232万4877となり、1.18%伸びたが、全世帯の自家用乗用車の保有台数は5727万7719台で0.07%の微増になった。
1975年から比較可能な同統計では、07年3月末に初めて前年を下回った。2年連続の減少で国内市場が冷え込んでいる現状が浮き彫りとなっている。(13日 17:02)