お盆休みを故郷などで過ごす人たちの帰省ラッシュが13日、本格化した。東京駅や羽田空港は早朝から実家や行楽地に向かう家族連れなどで混雑した。今年はガソリン価格の高騰により、移動手段をマイカーから電車や高速バスに切り替える人も多く、高速道路の渋滞は例年よりはやや緩和されそうだ。
JR東京駅の新幹線ホームは大きな荷物を抱えた家族連れらでごったがえした。世田谷区の男性会社員(42)は毎年車で三重県の実家に帰省していたが、今年は次女と一緒に東京駅から新幹線で帰省することにした。ガソリン高により、車と新幹線の費用があまり変わらなくなったため。「道路の渋滞や運転の疲れを考えると新幹線の方が速いし便利で楽」
家族4人で2日間愛知県内の実家に帰省する千葉県木更津市の公務員、中山成也さん(29)は「高速道路代金やガソリン代を考えると新幹線が安い。子どももまだ小さいので車の方が便利だが、仕方がない」と話した。(11:15)