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車はもう買わない リースで乗り換え自在

石油情報センターによると、7月7日時点のレギュラーガソリンの給油所店頭価格(全国平均)は1リットル181.5円と、初めて180円台に乗せた

 ガソリンがこれだけ値上がりすると、車を持ち続ける必要性に思いが及ぶ。リースやレンタカーへの乗り換えも現実味を帯びてくる。リースは手元に車を常時確保できる点や、長期的なコストの面でレンタカーに勝る。リース取扱会社は個人向けプランや低燃費車を用意して、「買う→リース」へのシフトチェンジを誘っている。

 オリックス自動車は7月7日、個人向けのカーリース「いまのりセブン」を始めた。基本リース期間を7年と設定し、契約から5年が過ぎれば、解約金ゼロで乗り換えや返却ができる仕組みだ。ユーザーの感覚としては、5年で車を乗り換えるように、最新モデルを乗り継いでいける。「月々の支払い額を抑えたい」「最後は自分の物にしたい」というユーザーのニーズを捉えて開発された商品だ。

 これまでの最長リース期間は5年だったが、期間を延ばした。その分、月々の支払い負担額は軽くなった。

 7年のリース期間終了後には返却か譲渡(借り手が譲り受け)かのどちらかをを選べる。車を返却すれば、年間リース料の20%をキャッシュバックしてもらえる。

 気に入った車を、借り手側が譲り受ける場合は3回目の車検の基本点検整備費用と名義変更手数料をオリックス自動車が負担する(国産乗用車のみ)。

 オリックス自動車の個人向けリースには、契約期間が5年で、2年が過ぎれば解約金なしで乗り換え・返却できる「いまのりくん」と、3〜5年の契約期間を選べる「マイカーリース」があり、「いまのりセブン」はこれらに続く新サービスだ。

 仮にトヨタ自動車の「ヴィッツ」を選んだ場合、「いまのりくん」での月額リース料は2万5830円。「いまのりセブン」では同2万3205円。5年間のリース料総額で比較すると「いまのりセブン」の方が15万7500円安く済む。

 しかも7年後に返却すると、5万5692円が戻ってくる(均等払いの場合)。ただし、5年未満で中途解約する場合は、所定の中途解約金が必要となる。

 近年、景気の低迷や、買い換え意欲の弱まりなどを背景に、乗用車の平均車齢(自動車が新規登録されてからの平均経過年数)は年々、長くなりつつある。2007年3月末時点の平均車齢は最高の7.09年に達した(自動車検査登録情報協会調べ)。原油価格の高騰や環境意識の高まりなどを考え合わせると、今後はさらに同じ車に長く乗ろうとする傾向が強まると見られる。

>>次のページでは、[リースだから省ける当初のコスト]についてご紹介します

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