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12日、武漢市を流れる巡司河は生活廃水で汚染が進み、その生活廃水の垂れ流しを続ける市民自身が最大の被害者になっているという。写真は07年、武漢市内の漢江。

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<環境>自業自得?生活廃水で汚染、被害は市民自身に―湖北省武漢市
2008年8月12日、「法制日報」の報道によると、武漢市を流れる巡司河は生活廃水で汚染が進む一方で、最大の被害者はその生活廃水の垂れ流しを続ける市民自身だという。

巡司河は、1950年代には清く澄んで水質も問題なかったが、開発がスタートした70年代に入り悪化が始まった。

沿岸のマンション開発が始まった当時、汚水処理場がなかったため生活廃水を直接河に排出。その後建設された大学2校の学生など5万人以上の生活廃水もすべて直接排出され、巡司河を武漢地区で最も汚れた河へと変貌させた。

巡司河には武漢市民50万人の生活用水を賄う水道局の取水口があり、市民が汚染した河の被害を市民自身が受けるという皮肉な結果になっている。

武漢市では、長年に渡って対策を講じてきたものの改善効果が見られなかったため、07年に1日あたりの処理能力10万トンの汚水処理場建設を完成させた。

しかし、土地の権利関係や住民の移転問題などを原因とする配管工事の遅れで汚水を処理場へ集められないため、現在でも1日6.5トン分しか稼動しておらず、垂れ流しは依然として続き、汚染は進行している。

ある専門家は「生活廃水問題は一朝一夕では解決できない。政府の各部門の協力だけでなく、最終的には沿岸の住民や企業などが一致協力して初めて改善が可能になる」と指摘している。(翻訳・編集/HA)
2008-08-13 11:19:51 配信

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