2008.08.13 Web posted at:  15:47  JST Updated - AP
USA

忠犬シェパード、自殺した飼い主を見守り6週間 米国

写真
サラさんとレーン君に再会したジャーマン・シェパードのキャッシュ

コロラド州グリーレー(AP) 米コロラド州北東部のポーニー国立草原で10日、男性の自殺体が見つかった。死後約6週間と見られ、遺体のすぐそばには飼い犬のジャーマン・シェパードが衰弱した状態で見守っていた。

現場はデンバーの北東約120キロで、遺体はラサール在住のジェイク・ベイジンガーさん(25)と判明した。

遺体のそばにいたシェパードのキャッシュは、やせ細って脱水症状を見せていたが、野ネズミやウサギを食べて生き延びていた模様。キャッシュが見守っていたおかげで、コヨーテなどが遺体を食い荒らすことはなかったという。

郡検視官事務所は、死因はまだはっきり分かっていないが、遺体の近くに銃が落ちていたことなどから自殺と見ている。

ベイジンガーさんの妻サラさんは、ジェイクさんの行方が6月28日から分からなくなったと届けを出し、警察などが周辺を捜索していた。

なかなかベイジンガーさんの行方は分からなかったが、先週末になって近郊の牧場主キップ・コーニッグさんがキャッシュと見られるイヌを目撃。周辺を捜索して、ベイジンガーさんの遺体と車を発見した。

コーニッグさんによると、キャッシュは運転していた車の後を走って追い掛け、車を止めると前部座席に乗り込んできたという。「飼い主の居所を伝えようとしていると感じた」と話している。

サラさんは、「6週間にわたって夫を捜していました。こんな結果になって欲しくなかった。でも、とにかく終わりました」と語った。

キャッシュはベイジンガーさん宅に戻り、仲良しの2歳になる息子レーン君と再会した。

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