大人気ユニット「羞恥心」が25日、全国3都市で、第2弾シングル「泣かないで」の発売記念キャンペーンを行った。大阪を振り出しに名古屋、川崎を一日で回り、東名阪で計2万4000人のファンを集めた。ゴール地点となったラゾーナ川崎には06年の同所開業以来最多、羞恥心のイベントでも最多の1万2000人のファンが集結する熱狂ぶりだった。
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一日で大阪、名古屋と全国を駆けめぐった羞恥心のキャンペーン。午後5時半。最終地点のラゾーナ川崎に、羞恥心のイベント最多の1万2000人が詰めかけた。最上階のバルコニーまでいっぱいに埋め尽くされた会場に、3人が登場すると、悲鳴のような大歓声。小さな将棋倒しが数回起きる過熱ぶりとなった。
感想を聞かれた上地雄輔(29)は「1万2000人の前で歌ってるんだな、って気分」と、相変わらずのおとぼけ発言だったが、リーダーのつるの剛士(33)は「こんなにたくさんの方がおられるとは」と驚きを隠さなかった。
3都市ライブ最初の大阪・千里セルシーでは、平日の午前10時にもかかわらず6000人の大観衆で埋め尽くされ、ライブ中に観客が貧血で倒れるほどのフィーバーぶりに。1987年8月に同所で行われた、「光GENJI」のイベントとほぼ同数だが「光-」は夏休みの午後ということを考えれば、驚異的な集客となった。
また、名古屋市のアスナル金山でのライブも6000人を集め、同所の最多記録を大幅に更新。ただ、野久保直樹(27)が自身のブログで「何回か将棋倒しになってたね。(控室に戻る際、もみくちゃにされ)ゆーちゃん(上地)の衣装の花がとれてしまいました」と振り返るように、あわや大事故となりかねない場面もあった。
この日リリースされた新曲はいきなりオリコンデイリーチャート2位を記録。大ヒットしたデビュー曲「羞恥心」に負けない好スタートを切った。つるのは「おバカもここまでいけばアリ。僕らにできることは何でもやりたい」と誓った。空前の“おバカ旋風”は、まだまだやみそうにない。