■ 登別マリンパークのキングペンギンに“ベビー”誕生
【2008年8月13日(水)朝刊】


親鳥の足の間から餌をねだるキングペンギンのひな 登別市登別東町にある登別マリンパークニクスで、キングペンギンのひなが誕生。親の足下にうずくまり、大事に守られながら餌をもらうかわいらしい仕種(しぐさ)が、入園者の人気を集めている。

 6月11日に産卵し、両親が交代で抱卵。卵を両足の甲の上に置いておなかの肉をかぶせ、立ったまま約2カ月にわたって温めてきた。

 8月1日にひなが卵の殻をクチバシでつつく「嘴打(はしう)ち」が始まり、翌2日に誕生。鳴き声と親から餌をもらう様子が確認され、スタッフ一同、ホッと胸をなで下ろした。

 キングペンギンのひな誕生は3年ぶり。産卵自体はあったが、無精卵だった−など残念な結果に終わっていただけに、親鳥が安心して抱卵しふ化できるよう、観察は最小限にとどめるといった注意を払ってきた。

 体長は約20センチ。体重は1カ月で2.5キロ、2カ月で6キロ、8カ月程度で成鳥と同じ12キロサイズに育つという。自然界で外敵から子を守るため、赤ちゃんを足の間に置いて餌を与える。ちょうど夏休み中が見学のチャンスのようだ。

 同園では5月にもケープペンギンが3年ぶりに生まれており、ベビーラッシュ。「赤ちゃんペンギンの様子をぜひご覧になってください」とPRしている。
(高橋紀匠)

【写真=親鳥の足の間から餌をねだるキングペンギンのひな


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