新疆ウイグル自治区クチャ県の中心部で起きた襲撃事件で爆破されたショッピングセンター=10日(新華社=共同) 新疆で武装集団が警察襲撃 五輪妨害テロか、11人死亡【クチャ郊外(中国新疆ウイグル自治区)10日共同】中国国営の新華社によると、新疆ウイグル自治区クチャ県の中心部で10日未明、武装グループ15人が公安施設や企業活動を所管する工商管理所などを手製爆弾で襲撃した。爆発は計12回起きた。警察は現場などで容疑者8人を射殺、2人は自爆し、ほかに保安要員1人が死亡、死者は計11人に上った。警察官と市民ら計5人が負傷した。北京五輪の妨害を狙ったウイグル独立派のテロとみられる。 公安当局は2人の容疑者を拘束し、手製爆弾10個を押収。逃げた3人の行方を追う一方、クチャ県全域を封鎖し戒厳状態に置いた。同自治区カシュガルでは4日、武装警察部隊が襲撃され警察官16人が殺害された。 国家の威信を懸けた北京五輪開催中の襲撃事件は、胡錦濤指導部に大きな打撃。今後、各地で一段と警備が強化されるのは確実だが、閉幕まで安全を確保できるか指導部に大きな試練となる。 北京の日本大使館によると、日本人が巻き込まれたとの情報はない。
【共同通信】
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