朝日新聞朝刊3

2008/04/04 22:34

 

朝日新聞のテキスト版です。


 ●見ていない、でも「反日的」「反靖国派増える危機感」 訪問・ブログで抗
議活動
 どんな人たちが上映中止に追い込もうとしているのか。
 ある政治団体に属する愛知県岡崎市の杉田謙一さんは2日、名古屋シネマテー
クを訪れ、近くの喫茶店に移って、同館側に上映を中止するよう申し入れた。
 映画に公的補助が出たことなどを問題視。「日本人の心の琴線にふれる問題で
、軽々しくされると困る」と約2時間訴えたという。
 同館は、5月の上映に向け日程調整中だったが、上映を先送りする方針という

 東京都内を中心に活動する右翼団体の40代幹部は、この週末、5月以降の上
映を明言した大阪の映画館「第七芸術劇場」に街宣活動に行く予定だと話す。「
表現の自由と言われても、許せないものはある。映画館だって、それでいいと思
えば断固上映すればいいわけだよ」
 映画は見ていない。だが、報道などを通じて内容は「反日的」と感じている。
「上映させた上で議論するという意見もあるだろうが、上映させたらいかんわけ
だよ」

 ネットの掲示板では、映画への抗議を依頼する書き込みが見られる。東京都内
に住む男性(30)は自身のブログに3日、「抗議電話を入れて、上映をつぶそ
う」と書き込んだ。「映画は内容が中立ではない。公開されて人が見たら反靖国
派が増えると危機感を覚えた」と取材に応じた。
 男性が「(上映への)圧力になると思って始めた」ブログは3月25日に開設
したばかりだが、すでに閲覧数は2万件を超えた。27日には映画館や配給会社
の連絡先を「抗議先一覧」として掲載。4、5人の読者から「電話した」と連絡
があった。そんな電話抗議は、「電話突撃」「電凸」などと呼ばれる。
 男性は自分を「草の根保守」と表現する。靖国神社には100回以上通った。
映画はまだ見ていないが、「真偽が不確かな南京事件の写真が使われている」と
聞き、問題だと思ったという。
 国会議員向けの異例の試写会が開かれ、その後上映中止が相次いだことについ
ては「議員には責任はまったくない」と話し、都内の映画館が上映中止したこと
は「(全部ではないが)僕たちの影響だと思っている」と語る。
 「抗議をする自由もあるし、抗議を受け付けない自由もある。言論の自由と思
っています」


赤い部分が私です。


カテゴリ: 政治も  > 政局    フォルダ: 映画「靖国」

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