宿泊施設経営者を書類送検 松下製のCO中毒事故で福島県伊南村(現・南会津町)のペンションで2005年、スキーに来ていた千葉県の親子が一酸化炭素(CO)中毒で死亡するなどした事故で、南会津署は12日、客室の石油温風機の点検整備を怠ったとして業務上過失致死傷の疑いで、南会津町のペンション経営者(60)を書類送検した。 この石油温風機は松下電器産業製で、今回を含めたCO中毒事故の発生で点検、修理の対象機器となった。同社は空気を送るゴム製ホースが経年劣化で亀裂が生じる恐れがあるとしている。 調べによると、経営者は、業者による任意の定期点検を受けないなど整備を怠り、千葉県多古町の小学6年の男子児童=当時(12)=を死亡、父親(43)に意識不明の障害を負わせた疑い。松下の責任は「問うまでに至らない」とした。
【共同通信】
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