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新発見!「怖がり」な性格は遺伝子によって決まる


新華社ボン(ドイツ):ホラー映画は観る者の心に恐怖を呼び起こす。恐怖を感じたときの反応は人によって大きな違いがある。科学者が、ある種の遺伝子の変異が大脳に直接影響し、不安や恐怖といった感情を生じさせていることを発見した。
ドイツ・ボン大学の研究者が96人の女性の恐怖に対する反応を調査した。調査対象の眼筋の周囲に電極を取り付けて調べた結果、恐怖を感じたとき、感情が自動的に反応し、眼は激しくまばたきをすることがわかった。
テストでは3種類の写真を使った。まず、小動物や赤ちゃんなど人の気持ちをなごませる写真。次に、コンセントやドライヤーなど特に感情に訴えない写真。そして、戦場や犯罪の被害者など嫌悪感を感じさせる写真だ。
テストの結果、研究者はある種の遺伝子が大脳の中の感情の変化を起こす化学信号に影響をあたえていることがわかった。カテコールO-メチル基転移酵素(COMT)と呼ばれるこの遺伝子はVal158とMet158の2種類の変異体に分けられる。実験の結果、2本のVal158を持つ人、Val158とMet158を各1本持つ人に比べ、Met158を2本持つ人が最も恐怖を感じやすいことがわかった。
Met158は人類の進化の過程の後期に発生した突然変異体で、ほかの霊長類にもMet158を持つものと持たないものがある。そのため、チンパンジーも怖いものを見たときの反応が違うと考えられれている。
研究に参加した心理学者によると、「不安」は警戒心を強めるため、危険な環境の中では生存を助ける有利な要素となるという。「遺伝子の変異は不安という感情に影響する潜在的な要素の1つに過ぎないが、この発見によって、怖がりな性格と遺伝子の関係の研究が一歩進んだといえる」。
【翻訳編集:JCBB(F.Y)/G-SEARCH】

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