西日本新聞

飯塚市政倫審 同居親族も公開対象に 資産報告で改善要望

2008年8月12日 01:09 カテゴリー:九州・山口 > 福岡

 飯塚市政治倫理審査会(緑川紀彦会長)は11日、市政治倫理条例に基づき、特別職4人と市議34人の資産報告書に対する意見をまとめ、斉藤守史市長に提出した。各報告書に「疑義はなかった」としたが、付属意見として、資産報告の対象を配偶者や同居親族へ拡大するなど、条例の改善を求めた。

 緑川会長は、資産報告が本人のみという点について「資産隠しが容易にでき、審査が骨抜きになる」と指摘。「先進自治体と比較して、改善が必要」と要望し、斉藤市長は「意見をしっかり受け止めて議会に報告したい」と述べた。

 議員が実質経営している企業が、市の請負業者となっているケースもあり、議員関連の企業と市との請負契約の制限も付属意見に盛り込んだ。

 政倫条例は昨年9月、旧市の条例を基に制定。ただ、旧4町の条例は、資産報告に配偶者らを含めるなどより厳密だったため、市民から「議員に甘い条例」と批判が上がっている。

=2008/08/12付 西日本新聞朝刊=

【PR】
西日本新聞読者プラザ「Par:Q」
蔵出しフォト この写真は何を撮ったものでしょう?
 答えは「西日本新聞蔵出しフォト」のコーナーで。
【PR】
天気・交通情報
九州・山口の天気 福岡の天気 佐賀の天気 大分の天気 長崎の天気 熊本の天気 宮崎の天気 鹿児島の天気 九州・山口の天気 交通情報
九州のりものinfo.com
特集記事
北京五輪特集 北京五輪特集
熱球!全国高校野球
博多よかとこ
博多祇園山笠
BOOK
九州・山口の花火大会
消費者ニュース
値上げ↑ 値下げ↓
注目コンテンツ