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責任逃れのため証拠隠滅 金剛山射殺で韓国企業担当者
北朝鮮・金剛山地区での韓国人観光客射殺事件で、韓国政府調査団は12日、現場には北朝鮮側の立ち入り禁止区域を知らせる表示がないなど安全管理が不十分で、観光事業主の韓国企業、現代峨山の現地責任者の職員が責任を逃れようと、事件直後に警告表示を設置するなど証拠隠滅工作をしたことを明らかにした。
同社への批判が強まるのは必至。韓国警察は刑事処分も検討している。
調査団は目撃証言から、被害者の女性が北朝鮮側に入り込んでから約9分後に撃たれたと推定。北朝鮮が主張する女性の移動経緯などと食い違うとし、現地調査の受け入れをあらためて求めた。
調査結果によると、現場の海岸には立ち入り禁止区域と観光区域を隔てるフェンスが海辺近くに設置されず、表示もないため誰でも禁止区域に入れた。(共同)