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東野圭吾の最新作をドラマ化!!

 TBS系では、東野圭吾の最新ミステリー「流星の絆(きずな)」を、嵐の二宮和也主演でドラマ化し、10月から金曜夜10時枠で放送する(スタート日未定)。

 原作は、今年3月の発行から4カ月で37万部を突破し、今年上半期の小説売り上げナンバーワンとなった話題作。幼いころに両親を殺された3人の兄妹(きょうだい)が、詐欺を働きながら暮らすうちに両親を殺害した犯人と思われる人物と遭遇し、復讐(ふくしゅう)を企てる。

 本格ミステリーで優れた青春小説でもある原作の特徴を生かし、苦しい環境でも明るく生きる3人兄妹のきずなと愛情をより深く描いた青春ドラマとなる。脚本は宮藤官九郎。二宮が頭脳明晰(めいせき)な長男・功一を、次男・泰輔を錦戸亮、妹の静奈を戸田恵梨香が演じるほか、功一が唯一心を許す刑事・柏原に三浦友和がふんする。

 ミステリー初挑戦となる宮藤は「原作を読んだら犯人は分かってしまうので、ドラマ版はミステリー部分よりも、3人の若者とそれを見守る刑事の日常から垣間見えるセンチメンタルな部分を前面に出したいです。不幸な過去を背負う3人が、それでも精いっぱい生きようとする物語を丁寧に描きます」と話す。

 久しぶりの連続ドラマ主演となる二宮は「皆さんの理性ではなく、本能をえぐるような作品になるよう努めます」と抱負。

 那須田淳プロデューサーも「原作の良いところ、タイトルの意味を踏襲した上で、原作とは違う感動と驚きを用意しています。原作の東野さん、脚本の宮藤さん、両方のファンの方々もぜひ期待してください」と自信を見せている。

(2008年8月8日更新)

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