萩尾望都のギムナジウム? 男子校カフェに憩う2008年01月25日 ドアを開けると、ブレザー姿の男子が出迎えてくれる。ここは良家の子息が通う男子高校。気品あふれる応対、言葉遣いに育ちのよさがにじみ出る。うわさの男子校カフェは、まるで萩尾望都ワールドのギムナジウム――。(アサヒ・コム編集部) 〈写真特集〉はこちら
「エーデルシュタイン」は東京・表参道にある。そのイメージは「由緒正しきミッション系中高一貫の寄宿学校」。女性向けのコンセプトカフェで、2007年9月に開店し、今では、ほぼ毎日訪れる常連客もいるなど、着実にファンを増やしている。 応対してくれるのは制服姿の「生徒」。客は、訪問者用の応接室に招かれた関係者という設定で、席に案内され、飲み物や軽食を注文する。コーヒーは1杯600円。ビールやワインなども用意されている。 店内では「生徒」も本を読んだり、楽器を演奏したりして過ごしている。声をかければ、自己紹介もする。「生徒」は全員で約30人おり、店には常時3〜4人が「訪問者」を待っている。「生徒」の実年齢は非公開だが、芸能事務所に所属している人や、声優を目ざし修行中の人、実際の高校生もいるという。 内装は「都会の騒がしさを離れた丘に建つ洋館」を再現した。神戸の異人館を参考にした窓など、随所にこだわりが見える。応対する「生徒」の制服もオーダーメード。部活や家族構成など、店員ごとのプロフィルを設定するなど、徹底している。 週末になると22席の店内はほぼ満席に。主な客層は20代から30代の女性だが、男性客が来ることも。「訪問者」はお茶を飲んだり、「生徒」との会話を楽しんだりして過ごすという。 「エーデルシュタイン」を運営しているコンサルティング会社「オリエンタル」は「70年代少女マンガの世界を再現したこだわりが受けているのでは」とみる。 「エーデルシュタイン」への「入学」は同校のサイトから申し込む。空きがあれば当日でも入れる。入店料などはなく、「訪問者」は飲食代だけを払う(アルコール注文時はチャージ料金500円)。営業時間は午前10時〜午後9時30分(午後5時〜午後6時は閉店)。金、土曜日は午後11時まで営業。平均客単価は1800円ほどだという。 PR情報この記事の関連情報コミミ口コミ
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