市民活動家の妻を拘束か 中国、五輪開会前から不明【北京9日共同】中国で、外国メディアの取材を受けたために今年4月に実刑判決を受け、投獄中の著名な市民活動家、胡佳氏の妻で活動家の曽金燕さんが所在不明になり、中国当局が拘束している可能性が高いことが分かった。中国の人権改善を訴えている非政府組織(NGO)「チャイニーズ・ヒューマン・ライツ・ディフェンダーズ(CHRD)」が9日に明らかにした。 胡佳氏は、中国国内でエイズ孤児支援や人権問題に取り組んだことで知られる市民活動家で、政府転覆扇動罪で、懲役3年6月の実刑判決を受けた。妻の曽金燕さんも胡佳氏とともに活動していた。 CHRDによると、曽さんの北京市内の住居は当局の監視下に置かれていたが、五輪開会直前の7日から連絡が取れなくなった。CHRDは、当局が曽さんを拘束することで、外国メディアからの取材を受けられないようにしたとみている。
【共同通信】
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