2008年8月12日 12時29分更新
深刻な医師不足で救急患者の受け入れを取りやめていた武雄市の武雄市民病院は11日から24時間体制での救急患者の受け入れを再開させました。
武雄市民病院は医師不足が深刻になったことからことし4月1日以来救急患者の受け入れを取りやめていて再来年2月には北九州市に本部をおく医療法人「池友会」に移譲されることが決まっています。武雄市民病院では池友会から4人の医師の派遣を受け常勤の医師が9人になったことから11日から24時間体制での救急患者の受け入れを再開させました。
午前中は武雄市の樋渡啓祐市長も病院を訪れ病院の職員と救急医療が再開したことを知らせるポスターを病院の出入口などにはっていました。
市民病院での救急患者の受け入れはおよそ4か月ぶりでこれまでとりやめていた午後からの診察なども同時に再開されました。
市民病院では来月1日から池友会からさらに3人の医師の派遣を受け常勤の医師が12人になり本格的な救急患者の受け入れ体制が整うことになります。
樋渡市長は「市民に安心して病院を受診してもらえる体制が整った。再開によって市民病院がどう変わったかは市民や患者の声をしっかり聞いていきたい」話していました。
また病院に通う女性は「高齢で病院にいつかかるかもわからないので再開は本当に助かる」と話していました。