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米教科書にも韓国関連誤記多い

 日本や東南アジア諸国のみならず、米国の教科書にも韓国関連の内容に間違いが多いという指摘が出された。

 韓国教育開発院が7日、開催した「韓・米社会科教育相互比較学術セミナー」でテーマ発表した韓国教育課程評価院のパク・ソンミ研究委員は「米国の中等学校の社会科の教科書の中最も多く使われている8種を分析した結果、韓国関連内容に少なからぬ間違いが発見された」と明らかにした。

 「世界地理トゥデー」という教科書では「日本軍が中国軍を破り、韓国を合併した戦争が1895年に起きた」と記述されている。日清戦争で勝利を収めた日本は韓国を侵略するための土台を本格的に構築し始めたのは事実だが、日清戦争が韓国を合併させた戦争ではない。

 「世界地理‐世界的観点」という教科書は4ページほどの韓国関連内容で「彼ら(韓国)は中国の文字表記法を借用し、多くの中国の語彙を改造して使用した」と叙述している。パク・ソンミ委員は「米国の教科書執筆者らが、韓国文化が中国文化圏に属しているという考えを持っているためであるようだ」と話した。「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)はシベリア性の気候、韓国は亜熱帯性気候」とし、「朝鮮半島全体が山岳地域」と書かれている教科書もあった。

 世界史の教科書には中国と韓国の間の朝貢秩序を拡大解釈し、韓国を中国の従属国と見なしたり、古代日本が韓国から多くの文化的影響と接触を受けたにも関わらず日本が直接中国を通じて文物を伝承したという内容もあった。韓国教育開発院の李讃熙(イ・チャンヒ)博士は「韓国の歴史を主体的に扱っておらず、中国、日本などの歴史叙述のために付随的に挿入されているケースが多い」と指摘した。コロラド鉱業大学のゴードン教授は、「米国の教科書に韓国関連の間違いが多いが、これは単にウェブサイトを設置することだけでは足りず、教科書の著者らを対象にした集中的な広報が至急に求められる」と忠告した。

梁根晩(ヤン・グンマン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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