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中国:米国人死傷 「自殺の容疑者、社会にうらみ」

 【北京・小坂大、浦松丈二】北京市内の観光地・鼓楼で9日、北京五輪の米国男子バレーボール・コーチの親類が中国人に刃物で襲われて死傷した事件で、新華社通信は10日、事件後に自殺した浙江省杭州市出身の唐永明容疑者(47)が「人生の失敗が重なり社会にうらみを抱いていた」と伝えた。警察は五輪妨害などの政治的なテロではなく、個人的な社会への不満が動機とみている。

 調べによると、唐容疑者は2回離婚し一人で息子を育てた。しかし息子が昨年、詐欺罪で有罪判決を受けたため、勤めていた計量器工場を辞め、息子の罰金などを支払った。

 北京五輪組織委員会の王偉・執行副会長は10日の会見で「非常に残念でお悔やみを申し上げたい」と謝罪した。

毎日新聞 2008年8月11日 東京朝刊

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